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いつだって、よそ者✽『いちげんさん』
ご覧頂いている皆様、誠に御礼申し上げます……!
ペコメは、次項にてお返事いたします。珍しくブロンドを描いていた頃のようで、わざわざ日付まで残っていました(右上)
多分、描きづらい角度の顔と、メガネを描きたかった模様。
下手だなぁ……。
✽小説で描かれる異国人(イラストは無関係) ✽
『いちげんさん』 / デビット・ゾペティ 集英社文庫
外国人が日本語で執筆した小説として話題になりました。すばる文学賞受賞作ですね。
スイス人留学生の僕は、日本・京都で盲目の女性と出会う。日本文学を対面朗読し、彼女に聞かせるアルバイトを通して、僕は彼女と、京都との距離を感じていく。
谷崎の初版本を買うシーンや、太田豊太郎についてのそれぞれの見解、など出てきます。が、主人公はけっして日本文学に憧れを持ってやってきたわけではなく、なんとなく慣性的に読書をしているだけです。
古本を買いあさり日本生活に馴染んでいる僕に、〈外国人扱い〉する日本人達。異国人という、視覚情報なく接するのは京子だけ、という辺りがタイトルの『いちげんさん』のキモでしょうか。
再読せず、当時の汚い読書メモとを頼りにしているので、怪しい内容ですが💦
個人的に、すばる文学賞らしいなぁと感じます。群像ではなく、何となく、すばる。真っ白なキャンバスに感性をぶちまけたイメージです(フィーリングw 我ながらひどい)
※ちなみに、調べたらこちらも映像化しているようです。未視聴ですが、どうなんでしょう。
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