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元の絵は、大学2~3年の頃のもの(↓)随分と違います。
![080419ae-f31f-46c3-bc3a-f99a6ef54ff1](https://img.estar.jp/public/user_upload/080419ae-f31f-46c3-bc3a-f99a6ef54ff1.jpg?width=800&format=jpg)
この頃はやたら模写/スケッチばかりしていました。
女の子を描きたくなる発作あり。
これのモデル分かる人がいたら凄いです。いや、全く似てませんけれど。
✽猫目を描いて思い出した小説(イラストとは無関係です)✽
『避暑地の猫』 宮本輝 講談社文庫
軽井沢の別荘番の子・修平が、真面目な父、美しい母と姉とともに暮らしていた夏の日。
別荘主と両親が交わす密約と、秘密の地下室を知ったことで、霧の中を狂気が渦まいていく。
1988年テレビ朝日系列でドラマ化しており、当時放映を見ていたんですよ。……いや、見せちゃ駄目だろ、親! 私、まだいたいけな子どもだったのに!(笑)
とは言え、当然幼い自分が理解していたわけもなく、うっすら記憶だけ残っていて「あ、原作読んでみよ」と手にとったのが、大学生の頃です。
狂気や愛憎。
一言で表すのは簡単ですが、登場人物たちの会話で少しずつ絡み合い、ずれていく様を描く。そのグリップ力に、頷くしかなかった記憶があります。
また、トリガーとなる妖艶な女性を描くことの難しさも。
好き嫌いや、ましてやモラルではなく、心情の丁寧な描写を楽しむ。
小説の醍醐味だな、と思わせてくれた小説のひとつでした。
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