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『Zipper』『KERA!』全盛期 に ✽ 『阿修羅ガール』
小説の執筆も頑張っています……うん、頑張っています(当社比)、ごほん。
こんにちは、未苑です。
本当は武器など持っていなかったのですが、楽しみしている連載小説に影響されました。素直さが売りの私です。
これは当時自分が持っていた服です。BA-TSUというブランド。攻めてますね……。
袖を通しながら「本来はこのように着たいのだが」と、理想をイラストにしていたという。嗚呼、黒歴史 ✙ orz
✽闘う女子を応援したくなる(イラストはイメージです♡)✽
『阿修羅ガール』 舞城王太郎 新潮社文庫
メフィスト賞『煙か土か食い物』でデビューした覆面作家で、三島由紀夫賞を欠席したエピソードがあまりにも有名。
今どの著作も手元にないのですが、世紀末から2000年代への殺伐とした空気を、そのままとっ捕まえて印字した小説が、当時は散見した記憶があります。
その中でもこの作品は、奔放なJK口語のモノローグで進む文章、今では懐かしさすら感じます。
ストーリーはというと、JK・アイコが、しょーもない同級生♂と性交渉を持ったがため、唾棄する場面から始まります。
しかし、直後にその同級生♂が行方不明となり、ミステリらしく追跡を始めるのですが、中盤でアイコは臨死体験、自分の潜在意識の〈怪物〉と対面することになります……。
闘いを好む鬼神<阿修羅>をタイトルにしているだけあって、アイコの内部に迫っていく展開に、当時、振り回された記憶があります。
今読むと違う感想を持ちそうです。
メフィスト賞は何だか独特。エンタメ性が強いのでしょうか?(他出版社の賞を比べると)
講談社ノベルズをやたら読んでいた時期があるので、その話はまた今度したいです。
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