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エブリスタ読書会*『必読書150』①
こんにちは、未苑です。昨日ですが、急遽公私とも予定が立て込んだため更新出来ませんでした。誠に申し訳ありませんでした!!🙇
それにも関わらず、お優しいペコメ下さった新城さん&倉橋さん、誠にありがとうございます(;_;)
新年から更新詐欺と信頼感ゼロですが(苦)、払拭出来るよう努めます💦
今回は、2023年入りまして早速〈エブリスタ読書会〉の第4弾をお送りいたします。イラストも合わせてみました、文学青年風。
*エブリスタ読書会とは
エブFF様と同じ本を読み、各自感想を投稿(エッセイ、ないしはTwitterなど)し、交流するもの。そのまんまかい!(笑) 随時メンバー募集中しております。お気軽にどうぞ♪
今回ご参加メンバーも過去3回と同じ、文学を心から愛するお二人です。
・蜜原みな子さん
(https://estar.jp/users/312823644)
・ユッキーさん
(https://estar.jp/users/153152153)
*今回の課題図書*
『必読書150』 柄谷行人・浅田彰・岡崎乾二郎・奥泉光・島田雅彦・渡部直己・絓秀実 太田出版
「これを読まなければサルである」――とんでもない挑発的なキャッチコピーが記されたブックガイドです。
めちゃくちゃ編者達がゴツい……いや、名だたる面々ばかり💦 文芸評論家の柄谷行人先生、浅田彰先生と、「東大以外は大学じゃない」みたいな感じに(それは某予備校講師陣か)、一瞬怯んで本を置いたものです(苦笑)
このブックガイドを手にしたのは、理由があります。
恥ずかしながら私は乱読で、正直、誰かを貶めるものでない限り「この世に面白くないものはないのだよ(©京極堂シリーズ)」を信念に読書してきました。
ところが3〜4年前に突然、
「残り人生を計算するに、読むべき書籍の優先順位を決めないとマズイ……。間に合わない!」
と焦り始めました。エンディングノート作りの一環? ただの中年の危機かも(苦笑)
そうこう煩悶しているうち、エブリスタの「文学ラプンツェル」こと蜜原みな子さんに出逢い、上記をご紹介頂きました。ほんっと、私のブックキュレーター様に感謝です✨
さて肝心の内容ですが、①「出版した経緯」を巡る著者達による座談会と、②読むべき人文書、海外文学、日本文学の合計150選を一冊1ページずつ紹介する「ブックリスト」の2部構成です。巻末には参考テクスト一覧付きの+αで成り立っています。
①はとにかく耳が痛かったです💦
キーワードは「教養主義」。1968年、知的権威が批判を浴びるようになります。この年は、翌年の東大安田講堂事件に続く学生運動の激化に、海外ではキング牧師暗殺やベトナム戦争泥沼化にプラハの春……と、大きな時代の変換期です。情報化と科学技術の発展とともに、教養が崩壊の一途へ……。
そこで「知性回復のため」に本当に必要な正典をリストアップすることになったそう。
“カントもマルクスもフロイトも読んでいないで、何ができるというのか”
“〜ひっくり返すには相手の教養も知っておく必要がある。”
“(われわれは)サルではないのだから”
上記2つ目は日常で実感しますね……。それこそ、既に紀元前4世紀、アリストテレスが『詩学』で文芸創作の指南をしている=人類の文学の在り方に到達しているわけです……。読んでいません!ごめんなさい!😭💦
柄谷先生達の発言は過激ながらも、低下を続ける日本国民のリテラシーへの憂いがひしひし伝わってきます。なお、この本の初版は2002年、令和の今からするとまだ読書率が高かったにも関わらず……。
先人が積み重ねてきた智慧、みすみす恩恵を蹴るなんて勿体無いです(※自分の頭脳レベルは置いておいて)
ただこの本、フォローがあります。
冒頭&あとがきでも“これ一体誰が読むんだ(笑)”と小説家・奥先生が苦笑されていますし、“多くの未知の宝が前途に隠されている”と声援もしてくれます。
つべこべ言わず体当たりしてみろ、どれか心身とも痺れるものがあるぞ、と。何とも、知的好奇心をくすぐられるばかりです。
ではどんな名著が、とんな理由で選ばれているのか? 著者曰く、敢えて“反面教師として挙げた作品”はどれなのか?
実際ピックアップされた150選、2部に続きます。
✽
前編はここまで。
次回は早速、この本でピックアップされている150選の中から、私が本能的に(笑)気になったものを挙げて紹介して参ります!
♪エブリスタ読書会ご参加者様のエッセイはこちらから♪
ユッキー様
📖『シーと自発的な創造』https://estar.jp/novels/25651205/
蜜原みな子様
📖『375ch-7 -蜜原みな子の雑記帳-』
https://estar.jp/novels/26042824
*ペコメのお返事は次項へ→
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