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アンダードッグ(負け犬)の可能性を信じることがコーチの仕事 *『スーパーチームをつくる』
コロナが再び猛威を奮っているようですね💦 お陰様で私は皆様のコメントがお薬となり、かなり回復しました、ありがとうございます✨😭
皆様がコロナ罹患されませぬように願っております。それでも万が一罹ってしまった際ですが、ゼリー飲料やこんにゃくゼリーを枕元に置いておくと手軽に摂取できてお勧めです!
『スーパーチームをつくる! 最短・最速で目標を達成する組織マネジメント』 トム・ホーバス 日経BD
再来週にはパリ・オリンピック開催!
昨年の投稿でも書きましたが、両手でドリブルしちゃうような運動能力0の私が(苦笑)唯一好きな球技が、バスケットボール。
去年、2FIBAワールドカップで男子代表チームが、何と48年振りに(!)自力でオリンピック出場権を獲得した姿は本当に眩しくて、眩しくて……! 選手各自の個性が炸裂する知能的、かつ、ガッツあるチームプレーに魅了されているうち、
「日本語で劇飛ばしまくっている、つるつるスキンヘッドの(←言い方 )トム監督ってどんな人なんだろう」
と興味津々。と思ったら、トム監督、ちゃっかり最新マネジメント本を出していました!ええ、早速買いましたとも(笑)
今回も長文です、ご容赦を💦
前回、2021年東京オリンピックにてバスケットボール女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバス監督。
現役時代は日本リーグでトヨタ自動車で働きながらプレイ後、NBAで経験を積み、その後日本に戻りコーチに。なんと30年間も日本で暮らしているそうで、奥様も日本人。そりゃあ試合中に流暢な日本語で檄(笑)を飛ばすわけです!
コーチ経験を重ねるにあたり、
“日本でのバスケットボールが野球やサッカーのようにメジャーではない”
と感じたそう。
それもその筈、欧米の選手は体格が大きくて小柄な日本人はそれだけで劣勢。技術なども比べ物にならず、日本のバスケは
「アンダードッグ(負け犬)」の称号を与えられたようなもの。
それでもトム・ホーバス監督は諦めません。
“だったら日本バスケの新しいスタンダードを作ればいい。自分達のバスケをすればいい”
そこで選手達をコーチングする際、意識しているのが
①具体的な目標(定量目標)を決める……例 アジア1位、金メダル、ベスト8
②チームに貢献できる役割を自分で見つけさせる
③普段のプレイで光る選手を常に探し、起用
④とにかくコミュニケーション
等など。
①は「その目標を信じているか」と口頭で本人に確認させることで、「現実の目標にさせる」ようです。言霊ですね。これには己を省みてドキリとさせられました……。頭で思っているだけじゃ駄目なんですね💦
②③は、日本人選手はとにかく謙虚過ぎて能力を出し切れていないとのこと。誰よりもコーチが選手の能力を信じる、今が負け犬であっても可能性を信じる。
自己肯定感アゲアゲにしてくれるなんてコーチの鑑! これ、元チューター業の私からすると「今の成績はともかく、やる気ある受験生のことを信じぬく」ことに近いかも知れません。
そして④では、“コートの中では上下関係は無い” 。遠慮して意見を言えずにプレイを改善出来なければ本末転倒だからだそう。体育会系では驚きの視点ですが、ご尤もな理由です。
最年長の比江島慎選手が年下選手から「マコ」呼びで愛溢れるいじり(?)風景が報道されるたび、仲いいなぁと思ったのはこれが秘訣かと!
ただその分、試合中に厳しく注意するのは日常茶飯事。その際、ふてくされたり目を逸らすような選手には
「なぜそんな失礼な態度を取るのか?」「このチームで勝ちたくないのか?」
と一喝。また、クールな選手も好きでは無いようそうで、アンダードッグ《負け犬》だからこそ貪欲でいてほしいとのこと。
まだまだ書きたいことばかりですが(各選手とのエピソードとか!)キリがないのでこの辺りで💦
読み終えてトム監督から伝わったのは、「挑戦する人(選手)自身が不安だからこそコーチが信じる、信じさせる」ことが第一だと言うこと。そして、目標を信じ切ること。
マネジメント本としてのコーチ論ですが、小説執筆にも通じる気が……。
「いつかこんな作品書けたらいいなぁ」と夢想するだけで終わらず、
挫折のたびに「やっぱり自分には才能無いんだ」と諦めず、
駄目な自分を信じて、行動する――しかないですね! (←自分に言い聞かせる・笑)
📖今回紹介の本はこちら→https://amzn.asia/d/02qlJHaD
*ちなみに私は箱推しですが、強いて言うと最近は富樫キャプテン推しです。冷静で穏やか、チームメイトをしっかり見て的確にパスを回す。それでいて旗色が悪い時に真っ先に点数を決めに行く、めちゃくちゃかっこいいです!!
*ペコメありがとうございます♡ お返事返させて頂きました♡
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