イラスト供養と読書雑感

他人を助けること、の本質 ✽ ＜物語シリーズ＞

何故こんなおどろおどろしい絵を……💦
これはスマホに直接タッチペンで描いてみたくて試したものです。またも、下絵無しで描いたという……←反省しろ。

　✽吸血鬼が主人公といったら、これ　(イラストは無関係？？)✽

〈物語シリーズ〉『傷物語』　西尾維新　講談社BOX

まさかの超有名作ですが……みな子さん、イタサカ先生、そして三五さんまで名前を挙げていたので、ついつい。
成人後はアニメから離れ、ラノベを読んで来ず、そして一生読まないだろう……と思い込んだ私の浅はかさを殴ってくれた作品です。
つまり、吸血鬼を描きたかったらしい（笑）

イタサカ先生曰く、好きなキャラクターで性格占いが出来てしまう。
濃ゆいキャラありき、タイトルから〈語〉を外せば各回の軸が分かるストーリーは、わかりやすくてとてもキャッチー。
（例『傷物語』→傷物、『偽物語』→偽物）

美しき瀕死の吸血鬼を助けたがために、主人公・暦が半吸血鬼となり、あやかしに見初められたヒロイン達と邂逅する。いや、私なんかが説明しなくてもいいか、有名だしw

不思議な西尾維新ワールド炸裂の会話劇に伏線だらけなのに、ストーリーの軸は真っ当にまっすぐ。
個人的には『傷物語』の「他人を助けること」の本質は、「人は一人で勝手に助かるもの」という突き放したように思えるメッセージか好きです。

ちなみに私の中でのヒロインは、オッサン詐欺師の貝木泥舟(かいきでいしゅう)です。