サンシャインレジェンズ、プロット

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◯3部構成 上、下克上篇 中、爆昇篇 下、隼人奪還篇 [newpage] ◯下克上篇 ◇1話、「高校デビュー!」 3月30日 白坂隼人は決断した。 中3の夏休み、大怪我による長期の入院とリハビリにより受験に失敗した。 怪我の後遺症でスポーツ推薦も取り消しとなる。 4月10日、精良学園入学式 浪人を覚悟した矢先、精良学園より推薦状が届く。 突拍子もない出来事に戸惑うも、試験、学費免除との記載もあり詳しい話を聞くため学校を訪れる。 帰り道、遠目から見た精良学園の一年生に一目惚れし入学を決意する。 入学後、何故かその一年生には出会えなかったが。 4月13日 数日後。 鹿児島県より上京。精良学園は全寮制だったが、妹の介護を名目に自宅通学を許可される。 その準備に手間取り当日に遅刻する。 校内で迷っていた所、不良に絡まれる女子生徒二人に出会す。 運もあり、乙女のピンチを救うことに成功。 しかし、不運な事に不良と因縁を持つ事に。 1年5組に配属、 教室にて担任教師は彼の顔を見るなり驚く。 「あ、兄上!?…申し訳ありません。苗字が違ったので気付きませんでした」 彼には何のことやら。 先程、助けた女子生徒とも教室で再会。 何故か、知らない振りをされ拒絶される。 「うん、もう帰りたい」 脈はなかった。 [newpage] ◇2話、「紳士失格?」 4月10日、入学式 クォンは宣戦布告した。 「「てめえら全員、俺の獲物だ。文句がある奴は前に出ろ!」」 偶然だった。彼の横でキーネもまた宣戦布告していた。2人の台詞が重なっていたのだ。 彼ら2人は留学生。入学早々、学校中の強者相手に千人斬りを挑み、終いにはボロ雑巾となった。 壮絶な最期だった。 「は!悪くねえ!次は勝つ!」 「ちげえねえ!皆殺しにしてやるぜ!」 「「てめえら顔覚えたからな!」」 「ねえ?ハーネちゃん。あそこでのびてる人ひょっとして弟か何か?」 「恥ずかしながら、赤いのは実の兄です。…金髪は知らない」 「あ、赤い方なんだ。なんかごめん」 職員室 今年はまたイキが良いのが入ってきましたね。 丸腰であそこまで動けるとは、鍛え甲斐がありそうね。 流石は、『あのお方』の直系ですかね。 一緒にのびてる赤いのは誰でしょうかね。 今、資料確認しました。そっちが、ウィーンズっぽいです。…母親似ですかね? 隣の金髪は確認中です。 「あなた方、注目するべきは彼らだけじゃありませんよ?もっと怖い子がいるでしょうが」 [newpage] ◇3話、「青春なんていらないのに」 4月10日 早朝、アルメルはビルの壁面を登っていた。 これまでの彼の日課である。 そこから見る朝日が好きだった。 それも今日で見納めだ。 これから3年間、僕は高校生活を送る。 それが、戦場から足ぬけする交換条件だった。 それはいい。僕だってあの人の期待には極力応えたい。 だが、3年間も『こいつ』と四六時中一緒なことを思えば憂鬱になる。 今迄は、仕事を言い訳になるべく距離を置いてきた。 しかし同級生の同じクラスともなればそうもいかない。 「そろそろ準備しないと遅刻するよ?抱えて飛び降りる?」 「いや、下りは階段を使う。すぐに行くから暖気を頼む」 「あいよ〜」 外堀から埋められている。そんな気がした。 その後、学校にてクォンの乱闘騒ぎを目撃。 陰ながら、事態を収束する。 大半がクォンに注目する中、一部は彼の実力に目を向けた。 1話へ繋ぐ。 4月13日 ・隼人視点 彼だけHRの終盤に来た為、自己紹介やカリキュラムを聞き逃す。 その後担任に質問をするも、なにやら興奮し錯乱気味で要領を得ない。 同僚の佐山先生に引き摺られ退出。 本日はそのまま解散となる。 廊下にて先程、不良から助けるも教室で嫌われた女子に声をかけられる。お礼と連絡先を交換したいとの申し出だった。 「先程は助けて頂き有難うございました。私は小雪です。クラスは違いますが仲良くしてほしいです」 教室での事を訪ねる。 「多分、姉さん達です。ナンパと勘違いされたと思います。実は四つ子なんです」 なるほど。 5組の2人は、千導千春と湖畔というそうだ。 「とくに、湖畔姉さんは、ナンパとか嫌いですね。女性扱いなんて以ての外です」 さっき叩かれた。 「私で良ければ、校内を軽く案内します」 是非。 脈ありか? [newpage] ◇4話、「地獄へようこそ」 4月28日 クラス間、模擬戦。連戦連敗。 補習地獄。サボリ魔多数により、教員との乱闘騒ぎ。 1年5組は、現時点で過去最低の戦績となっていた。 要因は、仲間内で信頼関係が無いから。 模擬戦などで、能力の異常さは知れ渡っている。 ※4月15日にクラス内の序列は決めている。 ・通常は話し合いと受験時の成績を考慮するが、クジ引きトーナメントによる決闘の勝利順で決定。 ・日も経ち、お互いある程度は知り合った関係。 ・清良学園のカリキュラムもこの回で説明。 校内でも悪い噂が目立ち、針のむしろ状態だ。 当の本人達は、マイペースで気にしておらず。 それが余計に周囲の反感を買っていた。 そして事件が起きる。 HR後、人気のない路地にて。 校内でも絶世の美女と噂されるイクが襲われた。 つづく [newpage] ◇5話、「衝突」 Aパート 5月2日、連休明け 昼休み、イクが生徒指導室に呼び出される。 何人かの先客がいた。全員、5組だった。 「おまえらなんで呼ばれたか分かるな?」 「「分かりません、(ハゲ)」」 4月28日 5組でも特に悪目立ちしていた数人が襲われた。 実行犯は全員、返討ちにあっていた。 いずれも重傷。発見が遅ければ死んでいた。 重傷者達は先程、意識を取り戻した。 話は捏造され、5組のメンツに襲われたことになっていた。 ※5組は、個人戦闘力は総じて高い。 ※襲われたメンバー イク、美人で空気を読まない クォンとキーネ、狂犬 凌煙と雪也、兄は巻き添え 千春と湖畔、ナンパ?強姦未遂? 秋八、イケメン。元雑誌モデル ※上級生含み34名が計画に加担。全員、病院送り。 証拠不十分と情状酌量の余地、調査中とあり解放される。 全員、反省の色なし。 能天気に笑うイクを物陰から睨みつける人物。 5月2日 イク視点 帰り道、アルメルに釘を刺されたことを思い返す。 アルメルは『事後処理』の為、別行動。 学校生活は、お前の夢だった筈、『業に入れば郷に従え』 「実践が難しくても努力は怠るな」 「試しに、一悪に対して一善を心掛けろ」 歩道橋から身を乗り出す女の子を発見。 柵の外側に携帯を落としたようだ。 自分が代わりに取ることを提案。 柵を越えた所で、 「ごめんなさい」 突き落とされた。 走行中の電車に衝突。 Bパート アルメル視点 病院に駆け込む。 全身包帯だらけのイクがベッドに寝ていた。 「ヤッホー、メルメル。お見舞いご苦労。『事後処理』は無駄骨だったっぽいね」 私じゃなければ死んでいたと笑っていた。 自分の不注意で橋から落ちたと説明された。 「駄目だよ。学生の本分を忘れちゃ駄目」 病院の廊下でクォン、隼人を見かける。 手当をした後があった。 わけは聞かない。 自然と歩幅が揃った。 「学生は学生らしくやればいい」 「スクールファイトだ。反対意見は俺が潰す」 「分からない。自分にこんな感情があったなんて」 「…おめえ、鏡見たか?日本人は玉無しってのは嘘かよ」 「おまえら、血の雨でも降らそうって面だね」 血塗れの同級生、リディアとアイリスが立っていた。 [newpage] ◇6話「家に帰っても戦争です」 5月2日 ・冒頭 怪しい複数名を血祭りにして情報を探るリディアとアイリス。 2人は、イクの友達。 彼らは、誰かに金で雇われた町のチンピラ。 雇い主は分からなかったが、見当はついた。 ・Aパート 5月9日、月曜日 スクールファイト開戦まであと5分。 対戦相手、1年1組。実質、1年最強の戦闘集団。 「やるなら徹底的にだ」 「手初めに自称最強をぶっ潰す」 5月2日、夜 5組緊急会議。(テレビチャット) 何者かが校外で各個撃破を計画している。 首謀者は、不明。 外の世界なら目じゃないがこの土地では勝手が違う。 世論は自分達に厳しい。(何となく、お互いの共通点には気付いている。これ以上はまずい) 精良学園の校風に則り下克上を決断。 クラスがまとまっていない今がチャンス。 本来は、3学期が暗黙の了解だが自分達がこれ以上仲良しになることはないと判断。 先に世論を変える。その過程で邪魔者は排除。頂点に君臨後、完膚無きまでに叩き潰す。 GW明けの金曜日に宣戦布告。 次週の月曜日を決戦日に指定。 一匹狼でも組むときはある。 ・Bパート 5月6日 1組に宣戦布告。 対戦日は、布告側が決定。 対戦ルールは、受ける側が決定。 交渉結果、対戦ルールも5組が決定。 「いいだろう。叩き潰してやる」 ※1組のプロフィールやその対策などは、戦闘中の回想で紹介。テンポ重視。 5月9日 Aパートの5分前に戻る。 ルールなどの最終確認。 ・ポイント奪取戦 ・各クラスの生徒は、1〜40の序列がある。 ・序列の数字で持ち点が決まる。 例)1位、40P、40位、1P ・戦闘不能、死亡によりポイントを奪取。 ・40P奪取で勝利。 ・時間無制限。当日で終わらない場合、現場保存の上、後日に持越し。 互いがメンチの切り合い。 戦闘開始。 1組、山田・ジェーン・ドットが単身で駆けてくる。 「愛しいぞ!我が戦友達よ!その勇気に最大の敬意を!」 一瞬で5組のバリケード粉砕。 つづく
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