寄り添う君の猫でありたい

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いきなりですが、。そう、猫なんです、あのニャーニャー鳴いて愛くるしく擦り寄ってくる猫なんです。 まぁ、説明しやすいようにそうは言ったけれど、実際のところ、いつも主人に擦り寄っておねだりするような単純な猫ではないのですよ、僕は。 僕は優雅に生きる系の猫なんです。 まったり、高いところから主人を眺めたり、主人が連れてきた客人が来た時、少し接待してやったりするのが日常。 人間は少し体を貸すだけで心底喜んで笑う。 一声「にゃあ」と鳴くだけで「可愛い!」だのと騒ぐ人もいる。なんとも単細胞な生き物だ。 猫はそうはいかない。縄張り争いだって日常茶飯事。餌だって横取りされたら喧嘩が起きる。人間は餌を一緒に分け合って食べることを好む奴もいるくらいだ。理解に苦しむ。 自分の餌を誰かにあげて笑顔になったりしているではないか、僕より馬鹿だとも思う。
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