恋愛探偵カレンの華麗なる事件簿 ~ ホワイトデーはお節介風味編

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「私が聞いた時には心当たりが〈全然ない〉と、青山くんが日頃のお礼の可能性はないかと聞いた時には〈絶対ない〉と否定したので、これは怪しいなと」 一般的に、ないと証明することは難しい。 普通は、本当に心当たりがない時ほど曖昧な表現になるものだ。 「青山くんも気づいていたのでしょう?」 「その前にカマかけてみたら、引っかかってたからな」 朝霧が怪我をしていたのは事実だけど、昼前の合同体育で自分で外していたので、放課後に渡されただけの関係なら知っているはずがなかった。 「でも、あの場では、あれ以上のことを聞けそうになかったですからね」 だから、カレンは見学を口実に、二人きりになったのだ。
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