おんみょうじょは祓いたい

6/6
前へ
/6ページ
次へ
◇◇◇ 「ハクション!今日は花粉が多いなぁ……。」  ひとしきり夕飯の準備を終えた千鶴がリビングに戻ると、ソファには額にお札を貼られたタダシがシャワーも浴びずに爆睡していた。その足からはなぜかバラの香りが漂っていたが、花粉症の千鶴の鼻には何も届かなかった。 《了》
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加