【煌めきLEVEL/02】*私のお仕事

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【煌めきLEVEL/02】*私のお仕事

例えば……、俺様彼氏に天然ちゃんとか、イケメン御曹司にモデルとか…… 考えれば考える程、ネタと成りうる関係は存在する。 そして、それが、どんな風に動いて、どんな風な関係になって行くか……で面白みが生まれる。 私の元にも……面白みという現実がやってきた―――…… 「えーっ、ヤダッ!!ヤダヤダヤダッ!!」 「ヤダ……って言ってもねぇ、……日に日に人気は増えてて仕事量も多くなってるし、アシスタント採ろうよ?ね?」 「うぅ……」 ヒロ君との別れを惜しむ間もなく……、仕事はやってくる。 1日丸々の休みは昨日が久しぶりで、夜が空ければ仕事を持って担当さんが来る。 何を隠そう……、私は漫画家だ。 マンションを買える位、売れている少年雑誌の漫画家である。 初めての連載が大人気となり、コミックスは現在、15巻まで発売になった。 ヒロ君に教えた“奏心―カナミ―”とはセカンドネーム、すなわちペンネームだ。 「カナちゃんもさ、いくら俺と担当見習いの福島が手伝ったって、大変になってきてるでしょ?だからさぁ……」 この人は私の担当さんの対馬 望(つしま のぞむ)さんといって、新人の頃からお世話になっている。 担当見習いの福島(ふくしま)さんとはゲームや漫画が大好きな女性で、元々は漫画家志望だったらしい。 私の唯一、信頼出来る方々。
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