おわりに

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おわりに

けーちゃんと過ごしていると、 僕の感情は総動員される。 それはけーちゃんが障害あるとかじゃなくて、 僕が全力でけーちゃんを好きだから…。 で、けーちゃんはそれを全身で受け止めて、 自分の気持ちを全力で僕に放出してくる。  けーちゃんといたら、 どんなやり取りもどんな感情も、 全部が2人の大切な時間になる。 それは相手がけーちゃんだから。  イライラしたりおこったり泣いたり泣かせたり。 ダメな日もシンクロできる日も、 笑ったり喜んだり、2人の時間はそれでいい。 大人にならなくても、子供ぶらなくても、 けーちゃんはできないことが多いから、 できる人に感謝できる。 たまに僕が忘れてしまうような、 大切な気持ちをくれたりする。 理想論だけど、 お互いがお互いのかけたところを補えるって大事。 気持ちを伝えたり言葉にするのも大事。 けーちゃんと一緒にいるには、 当たり前のことをちゃんとしなければならない、 ちょっとしたルールがあります。 でもそれもひっくるめて、 僕はけーちゃんが大好き。 これからも変わりたくないし変わらない。 僕たちの日常—。           おわり
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