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後書き..という名の本作の弁明
あらためまして、
『桜咲いて散ってそして』を読んでくださりありがとうございました。
私自身、初めてストーリーを考えて文字に起こすという試みでして、どういう展開でどういう表現用いれば良いのか、右も左もわからないという状態で書き始め、ようやく完結まで持ってこれました。
更新頻度もまちまちでしたし、まわりくどい表現や語り手の変化、辻褄が合ってないところもあったかもしれません。大変読みにくかったでしょう。それでも、最後まで読んでくださり、スターもくださる心優しい読者の方々には頭も上がりません。感謝申し上げます。家に凸って感謝したいくらいです。
ところで、話は本作のほうに移します。
本作の主人公は
百瀬 咲桜(ももせ さくら)
逢坂 紅葉 (おうさか こうよう)
新城 椿生 (しんじょう つばき)
の3人でした。さくらの視点がいちばん多かったかもしれないですね。
気づいた方も多いかと思いますが、〈さくら〉の一人称は〈オレ〉、〈紅葉〉は〈俺〉、〈つばき〉は〈僕〉です。
〈咲桜〉の表記がずっと〈さくら〉だったのは当て字すぎて読めないかなと思ってのことでした。(ルビをふればよかっただけなのに)
また、名前のお話としては〈さくら〉と〈つばき〉の旧名字は 片桐 です。〈涼宮 樹〉を含めて、それぞれの名字は私の憧れの名字を使用しています。
本作中に、できるだけ多くの伏線をしのばせたくて、伏線にもみたないほのめかし?があるので探してみてください。
また、誰も気になってないかもしれないけれど、どうして『桜咲いて散ってそして』というタイトルを選んだかだけ最後に記させていただきます。
タイトルの『桜』はまさに〈さくら〉のことです。〈さくら〉が〈紅葉〉と出会い、恋に落ちる。紆余曲折を経ながらもお互いに恋人、、、のような関係になれました。『咲いた』はこのことを示唆しているつもりです。しかし、その後の2人は、お互いにもやもやした感情を抱え、そして事実を目の当たりした時に想いのずれが生じ、さくらの恋は1度『散り』ます。〈つばき〉と〈紅葉〉に対する感情に整理がつかなかったからです。『そして』はそれからの未来に向けています。1度恋は散った。でも、それからは分かりません。本作のようにまた、思いを結ぶことが出来るかもしれないし、それきり終わりかもしれない。そんな、私の想いも込めました笑
また、ストーリーの流れ的に、『散る』には〈つばき〉の死という意味も込めています。〈さくら〉(桜)が咲く頃には、冬の花である〈つばき〉(椿)は散ってしまいます。
この兄弟は名前の通り、こうなる運命なんだよ、なんてのもちょっとしたほのめかしです。
最後に、本作を読んでくださり本当にありがとうございました。
次作でも、出会えましたら幸いです。
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