あとがきのあとがき

1/1
58人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ

あとがきのあとがき

この作品を完結させてから数日たったのですが、あとがきで書きたかったことがぬけてしまっていたので、もう1ページお付き合いしていただけると嬉しいです。 〈さくら〉と〈つばき〉のモチーフは言うまでもなく、桜と椿なのですが、その花言葉について触れておくのを忘れていました。 桜の花言葉は、「精神の美」「優美な女性」「私を忘れないで」などがあるようです。 〈さくら〉は、特に「私を忘れないで」を表したくてストーリーを考えました。 もっと詳しく言うと、「私(達)を忘れないで」。 作中で〈紅葉〉が、〈つばき〉をもう忘れてしまいたい、逃げたい、とこぼしてしまうシーンがあります。〈さくら〉は〈紅葉〉が好きで、さらに〈つばき〉に嫉妬していましたから、普通なら、もう〈つばき〉のことは忘れて、自分のところへ堕ちてくればいい、と思ってしまうと思うんですよね。けれど、〈さくら〉は、それを許しません。そこには、「私(達)を忘れないで」という気持ちがあります。 上手く表現出来なくてすみません。 また、椿の花言葉は色によって違うようです。 もともと、作中にもあるように、〈つばき〉 は白い肌をもっており、白椿をイメージしていました。白椿の花言葉は、「完璧な美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」などがあるようです。 〈紅葉〉が〈つばき〉と出会った際に、『天使のよう』と感じたように、〈つばき〉は「完璧な美しさ」と「至上の愛らしさ」をもっています。また、歌が上手いという設定は「申し分のない魅力」を表現できるようにしました。 拙いものですみません。 表紙の花は白椿です。 〈さくら〉が主な主人公であるにも関わらず、表紙が白椿なのは、この物語の鍵を握っているのが〈つばき〉だからです。 〈さくら〉で始まり、〈つばき〉で終える。 〈つばき〉が終われば、〈さくら〉が咲く。 そんな物語にしたかったのです。 ここまでお付き合いありがとうございました。 あとがきのあとがきなんて、作者の私のエゴでしかないのに、、、申し訳ないです。 この作品を1文字でも読んでくださり、 さらには、スターやスタンプをくださった方々、本当にありがとうございました。 また、違う作品でお会いできたら幸いです。 Fin
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!