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あとがきのあとがき
この作品を完結させてから数日たったのですが、あとがきで書きたかったことがぬけてしまっていたので、もう1ページお付き合いしていただけると嬉しいです。
〈さくら〉と〈つばき〉のモチーフは言うまでもなく、桜と椿なのですが、その花言葉について触れておくのを忘れていました。
桜の花言葉は、「精神の美」「優美な女性」「私を忘れないで」などがあるようです。
〈さくら〉は、特に「私を忘れないで」を表したくてストーリーを考えました。
もっと詳しく言うと、「私(達)を忘れないで」。
作中で〈紅葉〉が、〈つばき〉をもう忘れてしまいたい、逃げたい、とこぼしてしまうシーンがあります。〈さくら〉は〈紅葉〉が好きで、さらに〈つばき〉に嫉妬していましたから、普通なら、もう〈つばき〉のことは忘れて、自分のところへ堕ちてくればいい、と思ってしまうと思うんですよね。けれど、〈さくら〉は、それを許しません。そこには、「私(達)を忘れないで」という気持ちがあります。
上手く表現出来なくてすみません。
また、椿の花言葉は色によって違うようです。
もともと、作中にもあるように、〈つばき〉
は白い肌をもっており、白椿をイメージしていました。白椿の花言葉は、「完璧な美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」などがあるようです。
〈紅葉〉が〈つばき〉と出会った際に、『天使のよう』と感じたように、〈つばき〉は「完璧な美しさ」と「至上の愛らしさ」をもっています。また、歌が上手いという設定は「申し分のない魅力」を表現できるようにしました。
拙いものですみません。
表紙の花は白椿です。
〈さくら〉が主な主人公であるにも関わらず、表紙が白椿なのは、この物語の鍵を握っているのが〈つばき〉だからです。
〈さくら〉で始まり、〈つばき〉で終える。
〈つばき〉が終われば、〈さくら〉が咲く。
そんな物語にしたかったのです。
ここまでお付き合いありがとうございました。
あとがきのあとがきなんて、作者の私のエゴでしかないのに、、、申し訳ないです。
この作品を1文字でも読んでくださり、
さらには、スターやスタンプをくださった方々、本当にありがとうございました。
また、違う作品でお会いできたら幸いです。
Fin
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