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後日
その週末、黒瀬はアイランドローズで尻薔薇を咲かせた。
それは、とても綺麗だがグロテスクな薔薇で、黒瀬の内側から湧き出るように、赤く咲いてしまった。そして、デモンズは歓喜し、黒瀬を妻として、一生愛する事を誓った。
「黒瀬さん…………」
そして更に黒瀬は、一体の悪魔を産んだ。その悪魔は、黒瀬をマザーと慕い、黒瀬の身体を元通りに治し、キープさせた。
不老不死から逃げてきた悪魔だというのに、宿主には不老不死を望んでいしまう。それは、この界を歪めてゆくのかもしれない。
「しかし、黒瀬さんのファンは多いな…………」
既に黒瀬の写真集のような、動画集が売買されていた。
アイランドローズでは、黒瀬は海の中で結ばれ、夜はその美しい肢体を、存分に月明りに晒した。そして、デモンズの手によって更に開かれ、奥まで晒した。
デモンズは、結婚指輪を用意していて、砂浜で激しく黒瀬を突き上げ、結ばれた所で黒瀬の指にはめていた。
そして、その時、ジャッジも黒瀬の本体を中間層から引き寄せて、合体させた。
黒瀬の姿は初めて男に抱かれた夜とリンクし、そして定着した。
「結果として、八起は黒瀬さんとデモンズさんの消滅を救ったのですよ」
ジャッジはそう言うが、俺はどうにも罪を感じる。
黒瀬はデモンズとパートナー契約し、それは薔薇と茨が承認した。
「え?パートナー契約は、薔薇と茨の承認が必要のか?」
「薔薇と茨のパートナー契約は、世界中で有効ですからね」
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