プロローグ
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「彼の代わりに私を抱いて欲しい」なんて 今思えば笑っちゃうよね 自分でもわかるよ、おかしいって でもあの時はそうしたかったし そうしてあげたかった それくらい陸くんの 幼なじみの彼を想う気持ちが真っ直ぐすぎて なんだか痛々しくて その痛々しさが自分と重なったんだ そしてそんな君が愛しく感じた 私はね? 傷の舐め合いって悪くはないって 今も思うよ
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