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「どうぞ」
私の持ったグラスに赤ワインが注がれる
「ありがとうございます」
「お酒普段飲むの?」
「たまに飲みます。ノアが付き合えって」
「お前たち仲良いもんな。」
「ノアの惚気話に付き合ってたらお酒強くなりました」
「ハハッ、あいつはお前以上に女子だからな」
見た目は男だけどなっ、と笑った
「恋する女の子といるみたいです。そんなノアが可愛くて」
そう言うと、彰さんはテーブルにツマミのナッツを置いた
「お前は?恋愛してないのか?」
「私はないです。恋愛がよくわらなくて」
「男と付き合ったことはないの?・・・ってセクハラか?これ。」
「私はそういうの気にしないんで。日本で1人だけ。付き合っては・・・いないですがセックスしました」
「・・・お前それセフレじゃねーか」
「どうなんだろ、よくわからない」
「楓はそいつのこと好きだったのか?」
「わからないんです。でも多分好きだったのかな?」
私にはわからなかった
あの時陸くんに感じた思いが
何だったのか今でもわからない
好きってなんだろう
「あの、」
「ん?」
「彰さん試しに」
「・・・」
「抱いてくれます?」
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