あれから1年半

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「どうぞ」 私の持ったグラスに赤ワインが注がれる 「ありがとうございます」 「お酒普段飲むの?」 「たまに飲みます。ノアが付き合えって」 「お前たち仲良いもんな。」 「ノアの惚気話に付き合ってたらお酒強くなりました」 「ハハッ、あいつはお前以上に女子だからな」 見た目は男だけどなっ、と笑った 「恋する女の子といるみたいです。そんなノアが可愛くて」 そう言うと、彰さんはテーブルにツマミのナッツを置いた 「お前は?恋愛してないのか?」 「私はないです。恋愛がよくわらなくて」 「男と付き合ったことはないの?・・・ってセクハラか?これ。」 「私はそういうの気にしないんで。日本で1人だけ。付き合っては・・・いないですがセックスしました」 「・・・お前それセフレじゃねーか」 「どうなんだろ、よくわからない」 「楓はそいつのこと好きだったのか?」 「わからないんです。でも多分好きだったのかな?」 私にはわからなかった あの時陸くんに感じた思いが 何だったのか今でもわからない 好きってなんだろう 「あの、」 「ん?」 「彰さん試しに」 「・・・」 「抱いてくれます?」
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