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真っ白なドレスを着た私の傍には、真っ黒なスーツを器用に着こなす琉果が居た。 「何度生まれ変わろうが、必ず見つけてやる」 そう言った琉果の背中には大きくて黒い翼があった。 年を取らない琉果だけど、大きくて黒い翼が消えた時、人間として生きていける。 それは曖昧な記憶で、もしかしたら単に私がそう思いたいだけなのかも。 だって、私はずっとずっと昔から琉果が見つけてくれるのを待ち焦がれていた。 生まれ変わる度に、私は琉果を忘れる。 それでも、必ず私を見つけて、救ってくれたのは、誰でもなく堕天使の琉果だったんだ。
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