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いつのことでしたか或る銀河の端っこの方に実際に神様が創造した人類が住んでいる星がありました。
当然、神様は道徳を重んじますから背徳的な者には罰を与えますが、不倫や猥褻行為や強姦や凌辱や近親相姦といった姦淫を犯した者に限り、顔面、両手、乳首、乳輪、陰部を醜く黒ずませるという特別な罰を与えていました。ですから我々の世界ではエッチをし過ぎると、乳首、乳輪、陰部が黒くなるという都市伝説がありますが、この星では性的不道徳に当たる罪悪を犯す者に限り実際に黒くなって身も心も穢れる訳です。
で、この星には20世紀末の日本に似た国がありまして或る田舎の高校にマドンナ的存在がおりました。名を田神由美と言いました。
彼女はその比類なき美貌で男子を虜にし男子にもて無限に湧く温泉の如く旺盛な性欲を持つために複数の男と肉体関係を持っていましたが、打算して特定の彼氏を作らず、皆、セックスフレンドとして付き合っていましたので不倫には当たらない由で天罰を受けませんでした。ですから心は穢れるも上辺は虚飾を重ね、日に日に美しさを増して行きました。
そうして虚栄心を強くし即物的に成って行った彼女は、高校三年生になると、金持ちの息子で学年切っての優等生の三輪誠に将来のパートナーとして白羽の矢を立てました。由美は誠にセックスフレンドにはない将来性を強く感じたのです。つまりサラブレットだけにエリートに成り得ると見込んだのでありました。
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