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ヒロの朝ごはん
ヒロはムクッと起きた
……ああ、もうこの時間か
「おいで、ご飯だよ」
冷や汗が背中を滑り落ちる
「おい」
..もうだめだ、覚悟を決めて
「悪いこだね、ほんとにっ」
グンッとクビにつけられた鉄の首輪が
引っ張られた
「う゛」
「もぉ、、イイコにしないからー...ヒロ、
どうするんだった?」
「ね」
「おい」
.....................のろのろと体を動かす
仰向けに寝転び、両足を抱え、顔の横に膝がつくほど、尻を高くあげる
所謂、ちんぐり返しというやつだ
「早くしてよ、クビ絞めようかと思った、
あはは笑笑」
全く、目が笑ってない
怖くて手が震える
「動かないで」
クスコを消毒しながら、優しく言う
ガチャガチャガチャ......
音と共鳴するように自分の体も震える
足枷も、首輪も、貞操帯さえも
震えてしまう
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