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異世界転生?
最近、ライトノベルとかでよく目にする"異世界転生"。
魔法が使える世界や元の世界の知識を使ってちやほやされる、そんなイメージを持っていた。
その日は普通に会社に行って、仕事して、定時であがって、我が家に帰る途中で記憶が途切れている。
目が覚めるとそこは大きな洞窟のような場所だった。奥の方に光が見える。そこに向かって歩こうとするがうまく歩けない。手足が思うように動かないのだ。自分の体を見てみると、手は小さな3本指で腕(なのかは微妙なところ)は毛むくじゃらだった。というよりも、全身が毛むくじゃらだ。足は見た感じウサギに似てるようだった。そこで歩くというよりも跳ねるという意識で動くと、前にうまく進むことができた。
光の下へ出ると、そこには2本足で歩く巨大な何かがたくさんいた。周りをよく見ると向こうが巨大なのではなく、自分がかなり小さいとわかった。その差は人と東京タワーくらいあるように感じる。こちらには気づいていないようだ。
そのうちの1人がこちらに近づいてくる。上を見ると自分が元々いたのは、自動販売機の下だったようだ。ということは、あの巨大な何かは人か。巨大すぎてその発想に至らなかった。
こちらにくるやつを避けようとすると、横からきたやつの足の下に潜り込んでいたようだ。そのまま踏まれて痛みを感じる間もなく、終わった。
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