ぼくの将来の夢

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ぼくの将来の夢

空を見上げると、街灯の光によって減らされた星たちが輝いていた。 宇宙はだんだんと広がっているらしい。 本当に? 誰も宇宙の果てに行ったことはない。 なぜそんなことが言えるのだろうか。 ある情報番組で、専門家とか教授だとかいう奴らがごちゃごちゃとテレビで言っていたが、よくわからなかった。 違う番組では、この世界は小さな箱の中に作った仮想宇宙に、練り消しを丸めたようなものを散りばめて作られたのだという。 ちなみにこの番組は、『フラクタル』という僕の大好きなアニメだ。 通っている小学校で結構流行っている。 ある飲料水のCMでは、僕らはこの大きな世界から見ればちっぽけな人間の1人であると言っていた。 僕もこれには賛成だ。 広大な宇宙が広がり、その中の小さな地球という星の、そのまた小さな国の、そのまた小さな町に住んでいる何万人のなかの1人の人間。 なんてちっぽけな人間だろうか。 他にもいろんな本や番組、授業を見て聞いて、僕が考えた宇宙に関するひとつの仮説をここで発表しようと思う。 この仮説はとても現実的なものだから、心して聞くといいよ。
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