7. My Life, My Journey.

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 乾いた土を踏みしめ、一歩一歩荒野を進む。  私の剣を恐れ、弱い魔族はもう襲って来ない。  誰にも邪魔されず、私は私の道をゆく。人生という名の旅路を……  「ルナ! 待ってくれ」  後ろの方から声が聞こえる。その声は足音とともに大きくなっていき、振り返るとそこには求婚を断ったはずの王様の姿があった。  「レックス王?」  「君に出会えてよかった。君の生き方、とっても素晴らしいと思ったんだ。だから、僕も自分の生きたいように生きる! 一緒に行かせてくれないか?」  私が"剣士アルマ"に憧れたような感情を彼も私に抱いたのか、それとも結婚が諦められずにストーカーをする口実なのかはわからない。  けれども、私はレックス王に気に入られてしまったらしい。  「言っとくけど、この旅は私の旅。つまり、仲間が王様だろうと誰だろうと私がリーダーだけど、それでもいいなら勝手について来れば?」  「ありがとう、ルナ!」  私は一歩二歩と前を進み、振り返らずにただ歩く。  私の行く先は私にしかわからない。否、私にもわからない。でも、この道がどんな未来に繋がっていようとも、それは私の人生であり、私の旅なのだ。 〆
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