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あとがき
今回、初めてホラー色の強いファンタジー小説を書いてみました。どうでしたか? 楽しんでいただけたでしょうか。
長い物語にも関わらず、最後まで読んでくださった皆様には本当に感謝しています。
そして、残念ながら今回の作品はバッドエンドを迎えました。
書く前から一連の流れは決まっていて、最後の明日馬とのシーンは読者様をどうやって驚かせようかずっと考えてきました。うまくいっていればいいな……。
今回の作品は伏線をかなりちりばめていて、読者様がはっとするような書き方を心掛けていたのですが、なかなかうまくいかなかったです……。分からなかったという方もいらっしゃったんで、やはりまだ力不足だったのかなと反省しています。
しかし、この作品は書いていて楽しかったです。きっとホラーやサイコパスを書くのが好きなのかもしれません(笑)志季の人心から乖離した言動や、葉砂のりさを裏切る瞬間は、とてもじゃないけど自分にはそんな残酷なことできないやと思いながら、逆にそれを自由に言葉にして書けてしまう小説は本当に楽しいです。
今回、バッドエンドでしたが、僅かでも希望といいますか、読者様に良かったと思ってもらえるよう、終章に志季が桃の父親を見つけ出す場面を設けました。
そして、今回の表紙も描いてくださったるう様、素敵な凍砂と志季を描いていただきありがとうございました。前作の凍砂と葉砂も素敵でしたが、今回のどこか成長を思わせる凍砂の姿に感動いたしました。
そして、スターをくださった方。長い間、読みに来てくださった方には本当に感謝の気持ちしかありません。読んでくださる皆様がいなかったら、書き切れなかったと思います。
ありきたりな言葉ですが、心からお礼を申し上げます。
また、新作でお会いできる日を楽しみにしています。
三夜ゆり
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