百合小説を書きたい

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昨日書いた、小説を再び読む。 これじゃないんだよなぁ。 昨日の夜、小説を公開設定したが、すぐに非公開にして、しまいには削除してしまった。 削除しました。この言葉を見て、また虚しくなった。 何がしたいんだろう、私って。 昔から、文章を書くことは好きだった。そして、本を読むことも。本の世界に入り込み、自分が主人公になって、色んな冒険や恋愛や発明をしてきた。 昔の映画、“ティファニーで朝食を”には、ブルーではなく赤い気持ち。悲しい気持ちではなくて、怖くなり不安になる気持ち。というセリフがある。 今の私は、赤い気持ちだ。 何かに不安を感じているけれど、それが何かは分からない。だから、とにかく目の前にある事をやるしかなくて、でも、ふとした時に不安に駆られる。 研究室には、優秀な子がいて、楽しそうにゼミを行なっている。 誰かが輝くほど、自分は照らされ、だんだんと薄くなっていく。 誰かと比較するな、なんて決まり文句のようにあるけれど、無理なもんは無理。やってしまうもんはやってしまう。 簡単に言ってくれるなよ、といつも思っている。
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