強敵

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 セミが人類を積極的に煽る時期。真夏。夏休み終盤。  俺は、戦場にいた。  暑苦しくて、熱苦しい。そんな場所。  やらねば終わらない。やっても終わりがない。そもそも終わりは果たしてあるのかも怪しい。  そんな終わらない戦いに身を投じていた。  戦い。いわば宿命とも呼ぶべきもの。  当然、俺自身も戦士なのだ。逃げるわけにはいかない。  未来永劫、奴らとは侵略戦争を繰り広げるだろう。  それが人類と奴らの運命なのだから──
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