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「・・・というような話で映画を作ろう。映写機を兄さんから借りたし。友達に役者になってもらおう。連れてきて」
しばらくして、体の大きい男がやってきた。
「わあ、いかにも脱獄囚という感じで、いいのを連れてきたね」
しかし、その男は少年を縛りつける。
そのあと、友達が1人やってきた。男はまたもその友人を縛った。
「ええ、本物の脱獄囚?」
顔が真っ青になる。
「あいつ気づいていないんだ」
それから、次々と友達がやってきて、そのたびに同じようにされていった。
少年は、映画作りのために作っておいた紙飛行機に足で文章を書く。それを家の外に飛ばそうとした。
しかし、脱獄囚に見つかってしまう。
「『うちにだつごくしゅうがいます』だと?このやろう~」
人質達は殺されそうになるところであった。
その後、家族まで帰ってきて、同じことをされていった。
やがて警察官の姿をした人達が無理矢理連れてこられ・・・それらは本物の警察官達で、脱獄事件で探していた脱獄囚を見つけて、格闘の末、ようやく逮捕して連行されていった。
が・・・。
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