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私も待ってもらったのだから、なるべく徹君を見ないように反対側へ身体を向ける。
シャワーの音を聞きながら、変な緊張を和らげようとなるべく関係の無い事を考えてみる。
明日の仕事とか。
明日のご飯とか。
おうどんとお蕎麦とか。
雑念が入り込まないように、カレーとか。
カレーうどんあたりで、シャワーが止まった。
徹君が入れるように、身体を端に寄せる。
いい女はこんな事、何でもないんだろう。
何でもない振りをする。
あぁ心臓がうるさい。
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