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汗をかいたし、BBQの匂いも気になったので、私もシャワーを浴びた。
私がシャワーから出ると、徹君は居間で眠ってしまっていた。
一日、サッカーをして、BBQでビールを頂いていたから、無理もない。
夕方はまだ暖かいけれど、タオルケット位掛けてあげようか。
そっとお腹の上に薄いタオルケットを掛けて、私は小さな家庭菜園に水をやりに庭に出る。
庭から、寝っ転がっている透君の大きな身体が見える。
この人が大好きだと思う。
お出かけして、徹君が色んなお友達と仲良くして、キラキラしているのを見るのも素敵だけど、私の家で、のんびりしている徹君が一番好きだ。
こんな素敵な人だから、きっと私はこの人の一番でいられるように、ずっと戦わなくてはいけない。
でも、ここにいる間は、ただ二人で、甘く、安心していられる。
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