妖魔との出会い

1/1
前へ
/4ページ
次へ

妖魔との出会い

発端はレイツェルという妖魔が村に現れた。村に住んでいるアルフォードとゼットはレイツェルを遠くにある森の方へと連れて行った。戦い始めたらレイツェルはゼットに闇の力を与え暴走させた。すると苦しみ出すゼット。ついに襲い掛かってきたゼット。アルフォードは聖剣で受け止める。荒れ狂うゼット。レイツェル「お前の力であの男を止めてみせろ。」と言って走り去っていく。アルフォード(どうする?どうやってあいつを止めればいいんだ?聖剣を使えばあいつを正気に取り戻せるかもしれない。やってみるか。)アルフォードは聖剣を構えた。アルフォード「いくぜ。ゼット。」アルフォードはゼットに向かって走った。ゼットはアルフォードに向かって剣を振り下ろし斬撃を撃った。アルフォードは斜めに跳びゼットを聖剣で斬った。ゼットは突然苦しみ出した。アルフォードは振り返りゼットと向かい合わせになった。アルフォード「お前が戦う相手は俺なんかじゃない。さっきお前に邪精霊を与えたあいつがレイツェルだろう。正気を取り戻せ!!」ゼット「うっ。くっ。あああ~。はあ、はあ、アルフォード、俺を斬ってくれ。俺はこのまま暴走し続けて、シリアスやアレックス、罪もない人たちを殺したくはない。俺を斬れ。」アルフォードは首を横に振った。その途端ゼットは走り去っていく。アルフォードの目の前に精霊が現れた。精霊「シリアスが大変なんだ。今村である誰かが暴れてて大変なんだ。その場にいたシリアスにアルフォードを呼んできてと言われたから僕は来たんだ。早く村に行ってくれ。」 村ではシリアスが戦っていた。相手はセルシウスである。セルシウスは暴走していた。アルフォードは村にたどり着いた。シリアスとセルシウスの戦いを見てシリアスが長くて太い鞭に捕まった時にその鞭を斬りシリアスを助けた。シリアス「いてて。あっ。アルフォード。あんた助けかたが雑なのよ。」アルフォード「雑ってなんだよ。お前な。助けてもらったのになんだよその言葉はないだろう。」二人は口喧嘩し始めた。セルシウス「何だ?何が起きたんだ?」と思いつつも二人に攻撃した。 その攻撃を二人は上に跳び二人で戦った。シリアス「行って。アルフォード。」必死に戦い続けるアルフォード。後衛でサポートするシリアス。受け止めるセルシウス。だんだん激しさを増していく。ガンガン。セルシウスの腕に聖剣が当たり始め圧し合う。その時にシリアスが光の精霊魔法が 効果を発揮し始め耐えられずに振り払うセルシウス。ダン。ズザザー。セルシウス「ハアハア。助かった。とりあえず立ち去るか。」 激闘の末アルフォードとシリアスはセルシウスの暴走を止めた。姿を消していくセルシウス。アルフォード「あれは一体何だったんだ?あのセルシウスは何だったんだ?」 シリアス「ハアハア、あれはね、黒龍の導師にとり憑かれたセルシウスが暴走した姿よ。土の精霊から聞いてなかったのね。」アルフォード「そうだったのか。」シリアス「アルフォードは一体何があったの?」アルフォード「シリアス頼む。ゼットが魔族化して暴走してるからその暴走を止めて、正気に取り戻してくれ。」シリアス「えっ。私が止めるの?わかった。やってみる。」アルフォード「シリアスの八精霊の力の方が聖剣より効果があるかもしれないだろう。頼む。」シリアス「アルフォードはセルシウスの暴走をアレックスに伝えて。確か闇の洞窟にいるから。」アルフォード「わかった。先に行ってくる。」シリアス「わかった。私もゼットの所へと向かうね。」アルフォードとシリアスは二手にわかれた。アルフォードは闇の洞窟にたどり着いた。アレックスが現れた。アレックス「ゼットから詳しい話は聞いている。話によるとお前は聖剣で戦う剣士だ。さあ魅せるがいい。聖剣の技をこの俺にな。」アルフォードは聖剣を抜いた。アルフォード「行くぞ。アレックス。」アレックス「ああ。こい。」アルフォードは波動を撃った。アレックスは煙から跳びだしアルフォードに拳をぶつけた。アルフォードは聖剣で防いだ。ガン。ズザザー。アルフォードは緑色に光り輝いていく。アレックスはその輝きを目にした途端アルフォードから離れた。アレックスはアルフォードに波動を撃った。アルフォードも波動を撃った。その波動は打ち消しあった。アレックスは闇の洞窟の出口へと走っていった。アルフォードも闇の洞窟の出口へと走っていった。アルフォード「待ってくれ。アレックス」立ち止まるアレックス。アルフォード「セルシウスが暴走してるんだ。黒龍の導師にとり憑かれて暴走してるんだ。耐えられないんだ。」アレックス「わかった。出口までは行こう。突然戦いを挑んで悪かった。」アルフォード「でも良かった。アレックスの強さがわかって。ありがとう。」アレックス「モンスターもいるから気をつけてくれ。」出口に向けて進んでいく。出口から出るとアレックスは何も言わずにいなくなっていた。アルフォードはシリアスの所へと向かった。一方シリアスはゼットと戦い苦戦していた。それはゼットが魔族化していて強さを増しているからだ。シリアスはゼットから離れてゼットはシリアスに向かって斬撃を撃った。斬撃を受けてその場で膝をついた。シリアス「うあ、はあ、はあ、」(魔族化しただけでこんなに強くなるんだ。でも私はマナの巫女、八精霊の力を活かせる。魔族化は闇の精霊となる邪精霊の力。なら光の精霊の力を使えば魔族化した力をゼットの体内から出せる。)と考えたシリアスは聖なるオーラを身に纏い聖なる波動を撃った。ゼットは聖なる波動の中を走り抜けシリアスの腹を左手で殴ってシリアスを斬った。シリアス「くっ。うあ。」ズザザー。それでもゼットに近寄ってゼットに光の波動を撃ち込んだ。ゼットの体から邪精霊が出ていった。アルフォードはゼットとシリアスの戦いを見守っていた。邪精霊はその場にいるアレックスに寄生して魔族化させた。シリアスに近づいているアルフォードを荒れ狂うアレックスの波動が襲う。瞬時にシリアスがアルフォードをかばった。アルフォード「なっ。お前が防がなくても良かったのに。」シリアス「がは。そんなことはいいから。アレックスを救ってあげて。お願い。邪精霊は寄生する対象物の闘争本能を呼び覚まして強くするの。はあはあ。お願い。アルフォード。アレックスの暴走を止めて。邪精霊を消滅させて。あなたならできる。聖剣を持つべき者であるアルフォードだけができることなの。お願い。アレックスを救ってあげて。」そうするとシリアスは光の欠片となって消えた。アルフォードから力が溢れだし、アルフォードはアレックスを聖なる結界に閉じ込めた。アルフォードは聖剣を構えアレックスに向かって走っていく。アレックスは聖なる結界を吹き飛ばし邪精霊の力を身に纏い、右腕で聖剣を弾き返して左手で腹を殴って吹き飛ばした。ズザザー。アレックスは再びアルフォードに向かって波動を撃った。アルフォードは波動を避けつつ前に突っ込み、アレックスの中にいる邪精霊だけを斬った。消滅していく邪精霊。アルフォード「立てるか?アレックス」アレックス「ああ。ゼットも大丈夫か?」ゼット「大丈夫だ。動ける。」魔族化がとけたアレックス、ゼット、アルフォードは近くの風の国へと向かった。風の城へと向かうアルフォード。エアリスに話しかけるアルフォード「ここで休ませてくれ。」と伝えて休んでいた。セルシウスが風の城へと訪れるが黒龍の導師にはとり憑かれていなかった。傷が癒えた四人。セルシウス「黒龍の導師は聖域にいる。聖域にお前達と行って黒龍の導師を倒したい。」マナの世界には聖域と伝えられている大陸がある。そこは誰もがたどり着けない。何故なら結界に包まれているからだ。アルフォード「わかった。でもどうやって聖域に行くんだ?」セルシウス「古の村にある森の奥には遺跡がある。そこから聖域の中へとたどり着ける空間がある。そこから聖域に向かう。」ゼット「それは俺も知らなかった。アルフォードは?」アルフォード「聞いたこともない。」エアリス「私は知ってる。私も聖域なら行ったことがある。でもそれはこの国を滅ぼした魔族を倒す為に旅をしていたからよ。」アレックス「何だ?知ってたのか。」エアリス「うん。改めて思い出した。」セルシウス「行けるか?アルフォード、ゼット、アレックス。」アルフォード「ああ。わかった。」ゼット、アレックスも頷いた。聖域へと向かうアルフォード達。聖域の巫女であるシリアスは聖域にある大木の中へといた。マナの女神「どうしました?シリアス。」シリアス「私が魔族化していたゼットと戦ってて、そこにいるアレックスが邪精霊にとり憑かれて暴走した。アルフォードが襲う波動を私が受け止めたら耐えられなくて、それでもアルフォードにアレックスの暴走を止めてと伝えたら聖域にマナの女神の所へと来ていたんです。」マナの女神「そう。そんな事があったんですね。シリアス。あなたには大事な役目があるのでしょう。聖剣を見守る。マナの巫女としての役目が。あなたにはまだまだ眠っている力があります。その力を解放しましょう。」シリアス「お願いいたします。マナの女神様。私はもっと八精霊の力を扱えるようになりたい。私の眠っている力を解放してください。」マナの女神はシリアスの眠っている力を解放していく。シリアスはマナの女神に伝えた。シリアス「アルフォードが持っている聖剣を見守るのが私の役目です。ありがとうございます。行ってきます。」アルフォードの所へと向かうシリアス。その頃黒龍の導師と戦っているアルフォード達。黒龍の導師「何だ?お前達の力はそんなものか?まだまだ力を解放していく事もできるんだがな。」アルフォードの前に現れたシリアス。シリアス「やっぱり私がサポートしないと駄目みたいね。」アルフォード「シリアス?」シリアス「八精霊よ。アルフォードに力を与えて。」アルフォードの力が溢れだしていく。シリアス「行くよ。アルフォード。」アルフォード「ああ。」シリアスの精霊魔法が激しさを増していく。どんどん黒龍の導師に当たり始めていく。アルフォードも聖剣を振り下ろしていく。ガンガン。ドンドン。黒龍の導師はアルフォードを吹き飛ばした。黒龍の導師「次に会うときは闇の洞窟で決着をつける。」と伝えたら姿を消していく。アルフォード「シリアス。お前。無事だったのか?」シリアス「うん。私は聖域にある大木の中でマナの女神様に眠っている力を解放して頂いたの。」それを確認するとアルフォード達は闇の洞窟へと向かっていく。闇の洞窟の奥へと進んでいく。するとシリアスは自分の体の異変に気がついた。シリアス(なんだろう。この感覚。まるで闇の力に押し潰されるような感じ。)アルフォードたちは黒竜の導師がいる所へとたどり着く。黒竜の導師「よく来たなぁ。さあけりをつけるか。」シリアス「うっ。くっ。うあっ。あたしにかまわないで黒竜の導師と戦って。ちゃんとサポートするから。」アルフォード「わかった。」シリアス以外のアルフォードたち4人は黒竜の導師に攻撃したが、黒竜の導師は避けて、シリアスの体内に闇の力を与えた。シリアス「うっ。くっ。うあっ。ああああ〜〜〜〜。」アルフォード「シリアス。大丈夫か?」ゼット「まずい。あのままじゃあ。魔族化するぞ。」アルフォード「シリアスから離れろ。」黒竜の導師はバリアで波動を防いだ。シリアス「あっ。あっ。あっ。くっ。うあっ。ああっ。くっ。はあ、はあ。黒竜の導師。本当の力をみせてあげる。堕天使としての私の本当の力をね。はあああ〜。」シリアスから八精霊の力が溢れだし魔族化していくが暴走せずに戦う。黒竜の導師を壁に叩きつけた。黒竜の導師「かはっ。」シリアスは八精霊の力を束ねていく。シリアス「精霊の聖龍波」黒竜の導師は両手をクロスして耐えた。黒龍の導師「はあはあ。まさかこんな力をもっていたとはなぁ。」シリアスの魔族化がとけ、黒竜の導師はシリアスを吹き飛ばした。シリアス「うああああ〜。かはっ。あっ。くっ。はあはあ。あとはお願い。アルフォード。」アルフォード「ああっ。まかせろ。はああああ〜。」黒竜の導師はバリアで波動を防いだ。セルシウスも魔族の力を発動していく。セルシウス「魔道龍波。」黒竜の導師「ぐああああ〜。はあはあ。がは。レイツェルは奥にいる。先に進むがいい。」黒竜の導師が光輝いて消えた。黒竜の導師を倒したアルフォードたちは奥へと進み、レイツェルの所へとたどりついた。レイツェル「来たか。さあ決着をつけよう。はあああ〜。」レイツェルは魔族化し、シリアスを吹き飛ばした。アルフォードは魔族化した。レイツェルは一端距離をとった。アルフォードは斬撃を撃った。レイツェルの獄龍波が斬撃をのみ込み、アルフォードへと襲いかかる。アルフォードは獄龍波の中へと駆け抜けながらも聖剣の力を解放していく。レイツェルを斬った。聖剣の力を左手に練り上げ、その力でレイツェルを倒した。アルフォード「はあはあ、倒したのか?」ゼット「ああ。レイツェルの気配が感じられない。」アレックス「なんだ。一人で倒したのか。」セルシウス「以外とあっけなかったな。」シリアス「どこがよ。皆息切れしてるじゃない。」アルフォード「はは。そうだな。さあ、俺たちはそれぞれの居場所に帰るか。」アルフォードたちはバラバラになり、なぜかアレックスはエアリスがいる風の国へと戻った。エリアス「なっ。何であんたがここに来るのよ。」アレックス「良いだろ。気に入ったんだから。」するとなぜだか顔を赤らめるエアリス。エアリス「好きにすれば。」そんな会話をしつつも風の国に住んでいるアレックス。アルフォードとゼットは古の村、シリアスは聖域、セルシウスは闇の洞窟、それぞれの居場所で平和な日々を過ごしていた。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加