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「あーあ、もうちょっとこー、ドキッとするような奇跡的な出逢いとかないのかな~!?」
「例えばどんな?」
「えっとね、どこか冒険してて、私が崖から落ちそーってなった時にパシッと助けてくれるとか「あー、あり得ないあり得ない」
手をギュッと合わせながら言う美奈子の言葉を美月は遮って否定した。
「良いじゃん、夢くらい見たって!」
「見過ぎだよお姉ちゃんは~。それに、恋愛なんてそんなドラマチックな展開にはならないよ。普通が一番」
「美月も騙されかけてたくせに」
「うっ!」
……ともあれ。
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