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心優がロッドを飛ばした時点で、勝負あり。つまり海兵王子の負けということ。だがそんなこと、あの負けず嫌いのトラ猫王子が納得するはずがない。
「まちなさい、やめなさい!」
ロッドが飛ばされても、金髪の海兵王子は果敢に心優へと襲いかかっている。審判をしていた護衛部部長の命令も聞く耳持たず。
それには雅臣も息が止まる。空母艦で、彼女が本物の侵入傭兵に襲われた時のことを、思い出してしまったから! あの時と同じ、男の闘志が、それより細い彼女の身体に浴びせられるあの恐ろしい光景が目の前で!
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