プロローグ

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 ────只今の時刻、夜の22時35分。季節は真夏。現在同じ団地に住む、昔からの幼馴染、瀬名の家に呼ばれた。  そして、俺はその瀬名の部屋の扉を開き、驚きで言葉を失っている。 「あっ……隼也ぁ……来てくれたんだぁっ」  手からゲーム機ののコントローラーが滑り落ち、床に叩きつけられる。  しかし、そんなことはどうでもいい。  だって、目の前で俺の幼馴染で、片想いの相手(男)桂木瀬名が、ベッドの上で大股を開き、気持ちよさそうに男に抱かれていたからだ。  ベッドサイドに座った男の上に、抱えられるようにされた瀬名は、細い体をくねらせ、ぐぽぐぽと激しく上下に出入りする男根に喘いでいる。まるで俺に、見せつけるように。  その表情は快楽に満ちていて、きっと無理矢理じゃない。嘘だろ。なんで、なんでこんなところを、俺に……?! 「隼也、俺のこと、見てっ……!!」 『見せて見られて溺愛ナイト』
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