いつの日からの日常

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それから、胸元にさらりとこいつの髪が触れる感触がして。 鋭い刺激が、走った。 「ひあっ、ぅ、」 ガリッと、尖った頂きを噛まれたのだ。 「や、め、んあ、」 でも、それで終わらない。 口内に含まれて、舌で転がされる。 生暖かいその温度も。 偶に吸い上げられるその感触も。 右胸で円を描くように動くその手とは違って。 余計に頭が変になる。 「っ、んっ、ふ、」 びくっ、と、与えられるその刺激から逃げるように身体を捩ってしまう。 それから気付けば、いつの間にか。 あたしの右胸にあった手はなくなっていて足を滑っていた。 そうして、奥へと進んで。 わざとらしく音を立てて上からそこを撫で上げた。 「もうこんなに濡れてるくせにやめて欲しいの?」 嘲笑うかのような声が耳に入って、あたしは思わずぎゅっと目を瞑ってしまう。 生理的なのものなのか、恥ずかしさなのによるものなのか分からないけれど、涙が滲む。
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