90人が本棚に入れています
本棚に追加
その刺激に顎が勝手に上がって、身体が弓なりにしなる。
ぴんっ、と、足が伸びて痙攣が止まらない。
「っ、あああっ、!」
我慢なんて出来ない。
あられもない、自分の甲高い声が指が外されたあたしの口から出てくる。
「きっつ、」
そう少し眉を顰めながら小さくこいつは呟いた。
けれどもすぐに、あたしの足を自分の肩に掛けて、ずっ、とまた奥へと動かした。
「っひぅ、まっ、やぁあっ、」
制止の声を口に出そうとも、まともに言葉にならない。
勝手に溢れ出てくる声が邪魔をする。
どくどくと、自分のナカからはっきりと伝わってくる脈動。
それに、この熱と、圧迫感。
何度も経験はあるのに、慣れない。
そうして、突然止まった挿入。
あたしは胸を上下させて、脱力した身体をシーツに預けていた。
けれどもそれも束の間。
「何へばってんの。ほら起きて。」
ずんっ、と。
腰が大きく打ち付けられて、呼吸が一瞬止まる。
はくはく、と。
口がひとりでに動いてしまっていて。
そんなあたしをこいつはゆるりと軽く笑う。
「まだまだこれからだから。」
最初のコメントを投稿しよう!