193人が本棚に入れています
本棚に追加
/225ページ
「ひーちゃん、ふっごふおいひぃー♪」
(↑しーちゃん、すっごくおいしいー♪)
わたしの作ったオムライスを頬張りながら、親指を立てご満悦の南さん。
わたしは、カップスープにお湯を注ぎ、南のランチョンマットに置くと、自分も向かい側に座り、オムライスを食べ始めた。
『包むというより、被せただけだけどね…。(汗)でも、破けず上手く焼けてよかった。』
「うん、キレイに仕上がってる。チキンライスは、これ……」
『カレー粉が少し入ってるんだ。ちょっとカレー風味でしょ?』
「なるほど…。しーちゃん、料理上手だね。」
言いながら、手が止まらない南。
気に入ってくれたみたいでよかった。
『たまたまだよ。(汗)これだけは、昔から何度も作ってるから。もっと早く、作ってあげればよかったね?』
「じゃあ、これからもたまに作って下さい。」
『かしこまりました。』
「本当に…?ヤッター♪」
南は、アッという間にオムライスをたいらげ、満足げにお腹を擦りながら、スープに手を伸ばした。
最初のコメントを投稿しよう!