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『南…。』
顔を覗き込む。
「えっ!何…?///」
『何から聞きたい?』
「何…どうして?」
『いや、きっと…自分の言葉が足らないから、南を不安にさせてるんだろうなぁ?…って。違う?』
「……。」
『疚しいことは何も無いけど、南が悲しむのは嫌だから…。』
南の肩に手を充てた。
「当たり前のことなんだけど…。わたしが思ってた以上に、しーちゃん…学校に馴染んでて。同級生も後輩も、いっぱいいて…。」
『うん。』
「真琴…さん?みたいな、本当に仲良しの人もいて。何だか、わたしの知ってた頃の…しーちゃんじゃないみたいで…。」
『うん、そっか…。』
いつもの元気印が嘘のように、肩を落とし項垂れている南。
『南の、おかげなんだけどな…。』
「えっ?」
南の右手に、左手を重ねた。
『南と付き合うようになって、人と接するのが、前ほど億劫じゃなくなってさ。自分からも、話せるようになった…。』
『結果…友達増えたし、部活の後輩にはイジられるし、毎日ね…。先輩の威厳ゼロ。(汗)でも、楽しいよ。』
「しーちゃん…。」
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