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『南さん、あの……。これは、どういう状況…?』
翌日土曜日午後。
ベッドの上で、壁に寄りかかり読書中のわたしに、腕を組みベッタリくっつく南さん。(汗)
「しーちゃん成分を補充中です。」
『補充中…?』
「そう、補充中。だってー、同じ学校でも広いから、すれ違うことも殆ど無いし。帰りに一緒に帰るしか出来ないんだもん。」
はい、南さんほっぺたを膨らませてます。
『でも、それは中学の時とあんまり変わんないんじゃない?元々学年違うんだし…。』
「だ・か・らー!学校の規模が違うでしょ?もう、分かってないなー。」
『それはね、分かるけど…。(汗)』
わたし、何て言えば正解ですか?
「とにかく、今日はずっとくっついていたい気分なの。だから…」
『いいよ、くっついていよう。南がそれで、満足出来るなら…。』
「しーちゃん…。」
『いつもの感じがいい?』
「それは…うん…。」
『分かった。』
わたしは、座ったまま南の後ろに回り込み、足の間に南を入れ、背中から抱きしめた。
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