報復行為の落としどころ

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報復行為の落としどころ

よく小説やドラマにある物語の背景で、大切な家族や恋人の命を奪われ、犯人が法で裁かれないといった状況で、法で裁けないのなら自らの手で裁い(ころし)てやるというものがありますね。 物語の展開に欠かせない背景ですが、犯人を殺したとて主人公の傷は癒えるのでしょうか。 犯人を裁けない司法に問題があるのでは無いでしょうか。 とは言え、犯人に刑を下せない裁判官を恨んで殺すというのはお門違いですね。 あくまで裁判官は法に従って行動したに過ぎません。 犯人を裁くことのできない法律に問題がある、又は裁くことのできない法律でありながら改正をしない国家の問題でしょうか。 そうなれば、主人公は国を転覆させるような大惨事を引き起こさねばなりませんね。 こういった大切な何かを壊されて罪に問えない犯人への報復行為はどこに落としどころを作るのが妥当なのでしょうか。悩みます。 そして、恋人を奪われた主人公が国を壊す物語、 僕は興味があります。 どこで止まるのでしょうか。もしくは止まることなく国を終わらせてしまうのか。
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