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平和だった日々から…
ここは私立常葉学園。
お金持ちのお坊ちゃんたちが殆どの男子校で山奥にある為、この学園には本屋や服屋etc…、それに娯楽施設まで色々ある。
僕もここに来た時は驚いたが、さすが金持ちが通う学校だなと思った。
そんな学校では、数年に1度特待生を受け入れると言う制度がある。ただその特待生の試験が超難問で受けようとする人は少ないし、合格する人なんて滅多にいない。
そんな常葉学園に特待生として入学したのが僕、黒瀬 綺音だ。
珍しい特待生に最初のうちは皆凄い注目していたが、言葉数も少なく暗い雰囲気の僕に早々に興味を無くし2週間たった今はもう落ち着いた。
「……!」
寮は生徒の人数が奇数で1人余ると言う事情で僕は1人部屋を使っているからルームメイトはいない。しかも全然喋らないしパッとしない奴。そんな印象の僕に仲のいい友達がいる訳もなく。
結果、僕は1人でのびのびと高校生活を楽しんでいる。
「…ぉい!!」
そういえば、今日転生が来るって誰かが話してたな…
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