切断

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最近の出来事と言えば、学校でサチとの関係がぎくしゃくしていることくらいだった。 あたしを怨んでいそうな人間は、他には誰1人として残っていない。 でも、サチがそこまでのことをするだろうか? あたしを殺したいと……? ……あるかもしれない。 あたしは次のターゲットをサチに決めている。 それはつまり……サチをイジメ殺すという意味だった。 サチは今お金を持っているから、それを使って彼らを雇った可能性もあった。 『どうした?』 「ううん、なんでもない。ありがとう」 あたしはそう言い、電話を切ったのだった。 ☆☆☆ 「おはよう」 A組の教室へ入って真っ先にサチの机に向かい、そう言った。 サチはギクリとした表情を浮かべ、あたしから視線を外す。 「お、おはようアキコ」 その声も裏返ってしまっている。 これじゃ自分の仕業だと言っているようなものだった。 「昨日はどうもね、サチ」 「な、なんのこと?」 「あの男たち全然馴れてなかったから、あたしは完全な無傷だったよ」
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