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きっと恋をする。
同い年でも、何歳も離れても。
どんな風に出会っても。
どんな立場になっても。
「お前…」
「はい」
もういっそ、そんなに俺のことが好きなのかと聞いて欲しい。今なら、きっとこれは恋ですと言える気がする。
奏司が決意を込めて顔を上げ、綴の目を見つめる。
「呼び方が戻ってんぞ」
「…え」
綴の指摘に奏司が「本当だ」と気付く。「ああもう…」と項垂れたように机に腕を投げ出して突っ伏した。水泡に帰すとはまさにこれか…。
「まあどっちでもいいか、呼び方なんて」
綴の声が頭上から降る。奏司が脱力したまま頷く。でも佑木くんは本当に綴らしくないから止めてもらおう。赤ネクタイでもお前でも、ああもう、別にいいか。
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