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「どうすれば、我の虜になるかを考えるのが、楽しみで仕方ないのだ」
掠れた声で囁かれた瞬間、全身に甘い痺れがさざめく。
「っ…ぁ……絽真、様っ……」
「ん?どうした?」
そう言いながら、そっと耳たぶを甘噛みされ、背中に電流が走った。
「ふぁんっっ……!」
妙な声が出てしまい、恥ずかしさで居てもたっても居られなくなる。
「……力を抜け…我に身を委ねよ」
「…っあ……んんっ……!」
耳を何度も食まれ、次第に熱い舌先が触れて……。
「っあぁ……っ……やっ……んんっ」
ゾクゾクが……止まらない!
絽真様の柔らかな唇が、そのまま首筋を辿っていって。
水音と共に強く吸われる。
「ぁ……っ…」
そこまで来て、やっと顔をこちらに向けてくれる。
薄く笑っていた絽真様の瞳は、目が合った瞬間色を変えた。
「これは……何とも……」
「えっ……」
「いや……いい顔だ」
「っっ……んぁっ…!」
油断してしまったその瞬間、見つめられたまま乳房を掴まれる。
慣れた手つきですぐに先端を見つけられてしまう。夜着の上から弾かれ、身体が跳ね上がる。
「あっ!……っや、だめ……っ」
そこ、触られたら……またおかしくなっちゃう。
「そのような声で啼いてくれるとは……庵理に譲ったのが益々悔やまれるな」
「ぁんっ……はッ……あぁっ……!」
初めての夜は分からなかったけど、今はすぐ……女陰が甘く疼くのを感じる。
緩んだ襟元を容易く暴かれ、固くなった先端を摘まれて。ああ、だめ……そんな風にされたら……。
(身体が、勝手に動いちゃう…!)
しかし、絽真様はその様子を楽しんでおられるようで。
「よい反応だな……ここを弄られるのは好きか」
「っぁ、いけませ……んっっ…」
「はっはっは…愛(う)い反応だ」
楽しげに笑った絽真様が、乳房を寄せて、二つの頂を同時に頬張る。
「っやぁぁっっ!!」
……あぁ…そんなっ。
全身の血が逆流しそう……。
いやらしい水音。でもその音がするたびに体中に快楽が駆け巡るのが分かる。
「絽真、さま…っぁ…!」
「どんな果実よりも甘く感じる…玲姫、もっと感じよ」
「っあぁっっ!!」
絽真様の口の中も、舌先も、全部熱い。
そんな熱いものが何度も乳房を吸い上げて、苛めて……。
「こちらはどうなっている?」
「んッ!そこは…っ!!」
待って…そこは。
自分でもはっきりと分かるくらい……。
茂みをかき分け、滑り込んだ絽真様の指先が、熱い場所に触れると同時にクチュッと音がした。
「おお……玲姫よ…これはどうしたことか」
「あ……あぁ…」
「……蕩けて溢れかえっているではないか。そんなに善かったか?ここをしゃぶられるのは。ん?」
「絽真さま、あぁ…恥ずかし……」
「おぬしが恥ずかしがるほど、俺はもっと啼かせたくなるのだ」
絽真様の目は、狩りで獲物を狙う者の目つきになっている。そんな目で私を見下ろしながら、強引に両脚を広げ、濡れそぼった女陰をさらけ出させたのだ。
「あぁぁっ…お待ちを……絽真様ぁ…っ」
「これは良い眺めだな」
「絽真様、どうか……あぁっ!」
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