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ゆっくりと、唇を重ねる。
様子を伺うように、確かめるように。
玲姫の身体が緊張しゆうのが腕から伝わってくる。それをなだめるように、角度を変えて何度もついばむ。ゆっくりと、丁寧に。
拙い様子でそれに応えようとする玲姫が、ますます愛おしい。さらさらと落ちてくる髪をそっと指で梳き、耳にかけてやると、また小さく跳ねた。
（可愛いのう……）
「んっ……ぅ……」
細い首筋に指を添え、少しずつ口付けを深めると、水音が響き始めた。玲姫もそれを受け入れてくれよる。
「玲姫…」
「庵理さま……あっ…」
首筋に顔を埋めると、先程感じた芳香を色濃く感じた。ああ、これが「玲姫」の香りなんじゃ、と気づいた瞬間、喰らいたい衝動に駆られる。
「あっ……ぁ…」
首筋に舌を這わせると、玲姫の口から甘い声が零れた。もっと聞きたい。もっと鳴かせたい。布越しに柔らかな乳房へ触れると、驚いたように彼女の身体が跳ねた。
「……大丈夫じゃ…力を抜いとうせ」
「…ぁ……はぃ……っん……」
クチュクチュと舌を弄ぶように口付けながら、乳房をゆっくり捏ねる。撫でたり、揉みしだいているうちに、その先端の果実が固くなり始めたことに気づいた。
「こじゃんと固くなりゆう……可愛いの……」
「あんっ……！…や……」
そこを軽く弾いただけで声が出てしまったことに、自分で驚いて口元を押さえている。まこと可愛らしい。
「ここじゃな…玲姫」
「あ、ぁ…っ…」
「見ても……ええか？」
布団に寝かせ、緩んだ襟元を引っ張ると、豊満な乳房は容易く姿を現した。高揚しているせいか、乳房はほんのり桃色に染まり、先端は興奮したように固くなっている。
「きれいじゃ、玲姫」
「は……恥ずかしい…です……」
「隠さんでええ……」
直接その柔肌を揉みながら、指先で果実を弾く。ピクン、ピクンと反応するその初々しさ。堪らない。
「声……抑えんでええ」
「っでも……んんっ」
「わししか聞いておらん……おまんの声、もっと聞かせとうせ……」
その果実に唇をよせ、思い切り吸い上げる。
「あっあぁっっ！」
ジュルッ、ジュル……舌先を這わせ、口の中で転がし、水音をわざと立てる。
「あ、だめ、庵理さま……あぁんっっ」
「どうしてだめなんじゃ？玲姫」
「あんっ…声……声が、勝手に…んぁっ」
「それでええんじゃ……もっと声、出しとうせ？」
「あ、あ……んやっ…！」
帯を解き、肌を暴く。芳香はさらに濃くなり、自分の下腹部にそびえ立つ己が、はちきれんばかりに固くなっているのを感じた。
「まこと綺麗な身体じゃ……」
火照った腿を撫で上げ、ふくよかな下腹部に触れる。男の身体にはないその豊かな柔肉が、更に昂ぶりを誘った。
「ハァ……こんなに昂るのは初めてじゃ」
熱のこもったため息をついて、夜空の色をした瞳をのぞき込む。そこには、余裕を失ったいつもと違う自分の顔が映っていた。
「…ぁ……んんっ」
今日が玲姫にとって初めての夜だというのに、強引に舌先をねじ込んで吸い上げる。歯列をなぞり、戸惑う舌を絡めとり、水音をわざと立てる。
「っんはぁっ……ん……っ」
唇を貪りながら、下腹部の茂みに指を伸ばす。ゆっくり撫でながら、茂みの奥へ分け入る。
「んんっ……庵理さま…ぁ…っ」
「分かるか、玲姫……すごいことになっちょるき」
「あ……うそ……や…っ」
「大丈夫じゃ、おまんの身体が喜んどる証拠じゃ」
うるんだ瞳で困ったように見上げてくる玲姫を、なだめながらさらに奥へ指を忍ばせる。くちゅっと音がして、顔を真っ赤にしながら身をよじる玲姫が、ますます愛おしい。
「力、抜きとうせ？」
「っあ……はい……」
「指、入れるぜよ？痛かったら言いとうせ？」
「っ…ぁ……っ」
糖度の高い吐息がこぼれ、長いまつげが伏せられた。
「どうじゃ？痛いか？」
「いえ……なんか…あの……」
「嫌か？つらかったら終わりにするき…」
「いえ、あの…すごく……」
言いづらそうにする玲姫とは反対に、蜜壺の中は先ほどからピクピクと動いて柔らかくなっていた。
「動かすぜよ」
「っんん……っあ…！あ、あぁっ…！！」
ゆっくりと中を確かめるように、天井を押し上げて、奥を突いて、とろけて溢れだす蜜を絡めとるように動かした。ここに己を収めることを、想像しただけで果ててしまいそうだ。
「…ハァっ……玲姫、どんどん溢れゆう…洪水のようじゃ」
「あぁっ…恥ずかし……だめ…んぁぁっ……」
「こっちはどうじゃ…？」
「っあぁぁッッ！！」
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