※R18 初夜

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蜜壺を突きながら、その上でぷっくりと熟した紅蕾を、親指でそっと撫でる。玲姫は身体を反り返らせ、嬌声をあげた。 「いけません、そこは…っだめ、おかしくなる……んっ…」 「安心せえ、おかしくなんぞなっちょらん…みんなこうなるんじゃ」 「で、でも…あぁぁっ!」 とろけてあふれ出す蜜を紅蕾に絡め、更に奥へと突き立てる。 その指が、自身の魔羅だと想像するだけで、先走りの蜜が溢れるのが自分でも分かった。 玲姫の中へ己を突き立てたい。わしの身体で…玲姫を溺れさせたい。 おなごに対してそんな気持ちを抱くのは初めてだった。これはただの肉欲なのか。それとも本当の恋慕なのか。 「んぁぁっ、お待ちくださ…それ以上は……っだめ…っっ」 涙をうっすらにじませ、呼吸が浅くなっていた。あと少し、あと少しで…。 「あぁっ、だめ、だめおかしくなる…っっ!」 「大丈夫じゃ、玲姫…そのまま……っ」 「っあぁぁっっ!!!」 弓なりに反りかえった背と、ビクンっと跳ねた白い肌。 桃色にほんのり染まった身体は、わしの手で、果てることを覚えた。 とろけて弛緩する玲姫は、呼吸を乱しながらぼんやりとこちらを見上げている。初めて気を遣ったのだろう。 「…大丈夫じゃったろ」 「はぁっ……はぁっ、私……んはぁっ……」 「すまんな……このまま続けさせてくれんか」 緩んだ両脚を抱え蜜で溢れかえった秘部をさらす。羽織っていた夜着を脱ぎ捨て、猛った己を秘部へと寄せた。 「んんっ…」 「くっ…触れただけで……こじゃんと気持ちがええとはの…」 「庵理様……」 「……わしを許しとうせ、玲姫。おまんの魅力に耐えられんかった」 「…構いません……全て、覚悟の上です…」 「…悪いようにはせん……」 たやすく指を飲み込んだ蜜壺だったが、想像以上にいきり立った魔羅は、なかなかそうはいかない。 「…痛くないか、玲姫」 「んっ……大丈夫です…庵理様……どうぞそのまま…」 こらえているのがすぐに分かった。しかしここで引き返すこともできない。 「すまん…ちっくとこらえとうせ」 「っぁぁッッ!!」 褥をつかむ手に力が入り、敷布のしわが深くなる。 「わしに掴まりとうせ」 玲姫がその手でわしの腕に縋(すが)る。腕に爪がわずかに食い込んだ。 彼女に与えている痛みに比べたら、こんなもの痛みのうちには入らん。 ゆっくりとそのまま奥まで沈み込めた後、わしはそのまま玲姫に覆いかぶさって半ば身体を預けた。 汗のしずくが玲姫の頬にこぼれる。 「全部…入ったぜよ……」 「…っ、はい……」 「すまんの…痛い思いをさせてしもうて」 「いえ…庵理様で、よかったです……」 「えっ」 意外な言葉に思わず目を見開く。 「少しでも、故郷を感じられる…あなたが、『初めて』で……嬉しく思います」 ドクン。心の臓が跳ねると同時に、己の質量も増した気がする。 こがな健気なことを言われて、惚れん男がいるじゃろうか。 「…ああ……もう!」 「っ、ごめんなさい…私何か……」 「それ以上言うたら…わしゃおまんに本気になってしまうき」 「で、でも、庵理様には、橙嬪(とうひん)様が…」 「……おまんと一つになっちょる時に、他のおなごの話はしなさんな」 衝動で、その唇を塞いだ。 その吐息も、嬌声も、何もかもわしのものにしたくなった。 誰にも渡しとうない…そんな気持ちが、腰の律動を急かす。 「んんッ…ぅ……んぁっ…」 奥を突きあげながら、舌を吸い上げる。チュパっと水音を立てて離れた二人の唇を、透明な糸がつなぐ。 「わしに集中せえ、玲姫…」 「あっ、あ、はぃ…っ……ぁんっ…」 「ほうじゃ……ええ子じゃの…」 律動の度に揺れる乳房を鷲掴み、先端を再び弾く。 「んぁぁっ!そこは…っ、だめ……あぁっ」 急に奥がきゅっと締まり、熱が上がっていくようだ。 「ああ……玲姫、もうちっくと大きゅう動くぜよ?」 「ん……っ…はい…」 ぎりぎりまで引き抜いて、一気に奥へ突きさす。 内壁がこすれ、それだけで達してしまいそうだ。 「あぁぁッッ…庵理さま…ぁ…っっ!!」 玲姫の声色が変わった。艶めいた瞳、悦に入った声。おそらく、痛みは享楽の領域へ移り始めたのであろう。 「いくぜよ…玲姫」 「っ!!あっ、あっ、庵理さまぁっっ!!」 もう手加減はできない。乱れた姿の玲姫へ、愛欲のままに己を突き立てる。 「ハァっ…ハァっ……どうじゃ…玲姫……」 「あぁぁっ…気持ち、いいです……んぁぁっっ!!」 ああ、玲姫。 おまんの中に、わしを覚えこませたい。独り占めしとうてたまらん。 今すぐにでも、おまんをわしの正室にしたい。 「玲姫、玲姫ッッ!!」 「あァァッッ、庵理さまぁっ!!」 もっと長く可愛がってやりたいが、そろそろわしの限界が近い。 こがに早く果てるんは15、6の時以来じゃろう。 「すまん、玲姫…そろそろ限界じゃ……」 「はい…庵理さま……っ」 激しく突いて、肌と肌のぶつかる乾いた音が響いて。 夜色の瞳が燃えるような眼差しでわしを見上げていた。 「ハァっ……くッ……玲姫っ!!」 最奥へ放たれた己の欲望。 その白濁は、引き抜くと同時に蜜壺から溢れだす。 わずかに滲んだ鮮血が、彼女が今日初めて男を知ったことを物語る。 そして彼女が初めて知った男は…他でもないこのわしじゃ、ということも。
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