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「で、すいみんぐねこはいくらで借りられるんだ？」
「すいみんぐねこは泳ぐことができます。年間１５万円で借りられます」
「わかった。じゃあそれで」
財布から１５万円を取り出した。この前お金下ろしたばかりで良かった。
「レンタルありがとうございます。料金は後日りょうきんかいしゅうねこが回収します」
今払うんじゃないのか。そっか。こいつ商品の説明しかできないのか。
細分化もいちいち面倒だな。
「ちなみにレンタルっていつ返すんだ？」
「ねこたちは１日の仕事が終わったら、ねこのたいきじょに戻ります。レンタル期間中はまた次の日の朝に来ます」
ねこの待機所？ さかなくわえねこが戻ったことないけど。
「ではねこは失礼します。またご用があったら申しつけください」
しょうひんせつめいねこは名刺のようなものを渡してきた。全てひらがなで読みにくい。
「また、くーりんぐおふされる場合は、くーりんぐおふかいしゅうねこにご連絡ください」
「しねえよ」
俺はこいつが使えないとわかっていて借りたのだから。
さかなくわえねこ、いや、すいみんぐねこはきょとんとしている。やり取りの意味がわかっていないのかもしれない。
「では失礼します」
しょうひんせつめいねこが帰ってやっとほっとした。なんとか回収されずに済んだ。
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