ポインセチアと魔法使い
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「……そこで、クリスマスにも花がほしいと、いうわけなんじゃ」 「わたしでは不満なんですか?」 もみの木が言います。 「不満と言うわけじゃないが、さびしいじゃないか」 「それが不満ってことじゃないですか。じゃあ、お好きな花と仲良くすればいいでしょ」 とげとげしい声でそう言うと、もみの木は金色の玉と綿の雪といっしょに去って行きました。
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