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第7話 アイキャットイズ
キャット「今日がヒロトが居なくなって2年目の夏・・・・」
キャット「まだぽっかり穴が開いたままだな・・・・・」
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ヒロト「親には内緒な・・・・」
キャット「うん!」
私とヒロトは熱い口づけを交わした
キャット「ねぇ、どうしてみんなに私たちの事秘密にしないといけないの?」
ヒロト「それは・・・・それは・・・・」
ヒロト「正直に言うと君の事がまだ好きになれないから」
私は数えきれない悲しみよりひどい痛みを感じてしまったが、それを誤魔化すように満面の笑顔をヒロトに打ち付けた
キャット「そっか・・・・そうだよね、なら本気で好きになるまで待ってる」
それでも、そんな正直なヒロトの事が好きだった。けど一緒の感情に慣れないのはとても辛い。わがままかもしれないけど
それで数日後の「ごめん。やっぱ好きになれない。別れよう」その言葉がとても辛かった。涙が止まることを知らなかった。空が灰色に見えたのさ。大きいグレーのね
本当は行ってほしく無かったかけど恋愛の教科書に追う事は駄目な女の特徴ですと書いてあったのでいかにも駆け引きをするように「そっか。しょうがないよね、いままでありがとう」と返した。
それから返信が返ってくることは無かった
来る日も来る日も返事を待っていたのに
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キャット「それから2年が経ったね・・・」
アイリーン「そんな、許せない!」
ガンッ
アイリーンは思いっきり拳を机に打ち付けた
キャット「ううん、いいの。アイリーンが傍で共感してくれるだけで幸せ。」
アイリーン「はじめての彼氏だったのに、辛かったね」
アイリーンはキャットの頭をそう言って優しく撫でた
キャットはボロボロに泣きながらコクンと頷いた
復讐とかそういう事をしたいわけでもない。短かったけど一緒に居た時間は幸せだったから
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