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その後何日か過ごすうちに自分の強さは亜人だけではなくどんなモンスターよりも強い事がわかった。
故に誰からも恐れられ、誰からも付け狙われる。
どんなに強そうなモンスターも私に傷一つつけることができない。
そんな中とても強く美しい女性の勇者が私を倒しにきた。
まったく悪い事をしてないのに、いや、したかもしれないが、、、。
「¥€%#☆☆☆¥¥¥¥」
魔法使いっぽい男が何を言ってるのかわからないがなんとなく下世話な話をしてるのがわかった。
「なんだよ、賞金首なのか?」
とにかく、相手を傷つけないように細心の注意を払って動くのだが、ヤル気満々の相手にとっては
「全く効かないぞ」
という挑発にもとれる。
いよいよ、猛り狂って極大魔法と極大剣技の合わせ技みたいなのを仕掛けて来た。
うわぁ、キレイ。
全く効かないそれはただキレイなだけだった。
見惚れている隙に勇者らしき女性が物陰から躍り出て一太刀浴びせようと剣を振り上げた。
しまったと思った。
もちろん油断した事にではなく、反射的に剣を防ぐ為に動いてしまった。
尋常じゃないスピードの剣戟に思わず素手で防御しようとしたのが剣に当たってしまった。
しかし、次の瞬間信じられないことが起こった。
剣は壊れず、剣を持っていた勇者も吹き飛ばされただけで生きている様だった。
「信じがたいタフさだな」
ま、お前が言うなと言われそうだが。
わたしは意識を失った勇者を抱え上げると、自分の寝床に帰って行った。
魔王のように強いが魔王ではないので配下もいないし、城もない。
よくわからない植物の群生地帯を寝床と呼んでるに過ぎない。
そこに、女性の勇者を連れてしばらく様子を見ていた。
勇者は泣き叫んだりしてたが私がなにもしないので、とりあえず私が寝るのを見計らって寝首をかこうとした。
しかしどんなに油断していても最強を願ってしまったわたしには傷ひとつつかないらしく、しばらくしてそれもなくなった。
逃げるなら逃げれば良いと思ったが逃げることもなく徐々に話をするようになった。
わたしは初めて異世界の言葉学んだ。
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