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朝になって2人で家に帰る。どんな家なんだろう?
「うわー、普通に1人しか住めねぇ部屋に、雪見も入れんのかよー」
確かに、2人寝たら最後な部屋だ。
「でも、布団がもう敷いてあるよ」
それは、綺麗な布団ではないが、潰れてるわけでもない。
「まぁいいや、雪見寝るぞ。もう疲れた」
敷いてあった布団に隼人はもう潜り込んでる。俺も入ろー。
「うん。シャワーは店で浴びたらいい?」
「そうそう。それで開店前の掃除とかやれだとさ。それは金出ないってのに」
「なぁ、隼人は借金ある?」
「ねーよ。俺は捕まってヘマしたから罰なんだよ」
「確か、なんか女子高生の写真?」
「儲からねー仕事してるよっか、個人で儲かりたかったんだよ」
「へー。おやすみ…」
「おい雪見てめー。話し途中で寝てんじゃねーよ」
「眠たいから寝させて」
なんか文句言ってるけど。寝よう。
寝てすぐに夢を見ることがある。それは、まるで現実のような。小学生のとき、夢で見覚えある場所に行ったら、夢通りになったことがあり、怖くなってもう夢の中の話は忘れることにした。
刑務所の中では悪夢が多かった。両親が息子などもともといない、なんて言ってたり。実際に言うかもしれないが。あとは、姉が変な風俗店で働かされたり。こんなの嘘なのに。
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